ヒマパーンの森に住むキンナラ | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

          
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 「アジア現代カルチャー情報事典」(ゑゐ文社・1999年初版)16頁に、「ヒマパーンの森」として、「サンスクリット語でヒマヴィットと呼ばれるこの森は天界の下、世界の中心であるメル山(須弥山)の山麓にあるという伝説の森。実在する動物の他にキンナラ・キンナリなどの神秘の生物も棲息している。バンコク市内のワット・スタット寺院のヒマパーンの壁画は有名」とある。
 
 「イラスト会話ブック タイ」(JTB・2006年初版)81頁には、「ワット・プラケオで見られる神話の生き物たち」として、「世界の中心にスメール山があり、その山麓に様々な生き物が住むという。キンノーンは上半身は人間、下半身は鳥で尾がある。杖を手にした天の楽人」とある。
 
 上の画像はタイで購入した絵葉書。英語の説明には、「キンナラ、キンナリ。ヒマパーンの森に住む半人半鳥」とある。
 
                  
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 インド神話における半神キンナラは半人半馬だが、タイでは半神半鳥として描かれている。仏教に取り入れられたキンナラは、八部衆の一人・緊那羅として仏法を守護する。法華経の序品には、四緊那羅王として、4種類の緊那羅王が法華経を聴聞する姿が描かれている
 
 
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