元々、お坊さんだった人に、あるお寺の法務の流れを教えるだけならば、1時間とは言わないまでも、半日もあれば十分だろうけれど、今、得度したばかりで、今後、教師資格取得の修行をする予定もない人を、お坊さんらしく見えるまでに育てるのは、1年くらいは必要だろう、少なくとも、お坊さんの格好で人前に出られるようにするだけでも、1ヶ月は欲しいところだと答えたら、その住職は、うーんと考え込んだ挙げ句、じゃあ、他の人に頼もうかなとつぶやいた。
例え未教師の方が丸暗記のお経を上げているだけであっても、立ち居振る舞いの全てが正しく身に着いていればこそ、それはそれで人の心を調えるものだから、戸の開け閉めから教えていいのなら、是非お手伝い致しますがということを懇々と説こうかと思っていたら、近頃、その住職が、得度したその職員の方に、ちょこちょことお経を教えている様子。
そう、例え職員のお仕事程度の意識で得度させただけであっても、師匠と弟子には違いないのだから、そうやって教えてあげるべきなのだと思っていたら、その住職が私に、今度、他宗派のお坊さんがお手伝いに来てくれるので、うちのお寺の法務が出来るように、流れを教えてあげてはもらえませんか? 半日くらいあれば大丈夫ですかね? とのことだった。
懲りない住職だなとは思ったけれど、はい、わかりました、それならそれで、喜んで。
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