上方落語の「百人坊主」は、お坊さんにちなんだ落語ではあるが、私は余り面白いとは思わない。
伊勢参りに出かけた一行の内、頭を仲間に丸刈りにされた男の復讐で、村の人間が徐々に全員、坊主になって行くという、発端から中盤にかけての物語は意表外の展開なのに、サゲ(オチ)が今ひとつなので、不完全燃焼な思いが残る。
それよりも私がこの落語の中で気に入っているのは、話の中に出て来る「腹立てん講」という言葉だ。
いつも旅に出ては喧嘩ばかりの村の若い衆たちが、今度こそ喧嘩しませんと庄屋さんに誓って伊勢参りの許可を貰う、「腹立てん講」という講を組んで旅に出ますから、是非お許しをという訳だ。
私はこの落語を知っている人と行動を共にする時に、いやいや、今日は「腹立てん講」で行きましょうなどと、声を掛けてみたりする。
そしてまた、一人の時に心で思う。今日は「言い返さん講」で行こう、今日は「イライラせんと講」で行こう、今日は「気にせんと講」で行こう、etc. etc. etc.…。
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