妖怪多様性についての、ささやかな覚書 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

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 妖怪じみた人って、世の中にはたくさんおられます。人間型の妖怪の多くには、モデルになった実在の人物がいるのではないかと思うほどです。

 想像力に満ち満ちた架空の生き物を多く有する文化圏、例えばギリシャ、インド、中国といった国々は、妖怪、妖精、半神を含めた、文化のあらゆる面で周辺の小国に影響を与えていますが、そうした小国に元から居たオリジナルの妖怪たちは、さほどヴァラエティに富んでおらず、素朴な面々であることが多いのです。

 しかるになぜ、中国文明の圧倒的影響下にあったであろう小国日本においてだけ、こうまで妖怪は多様性に富んでいるのでしょうか? もしや日本には妖怪のモデルになるべき怪人が発生しやすかったのか、はたまた…。

※写真は、「井戸仙人」の図。中公文庫版「ゲゲゲの鬼太郎 2…妖怪反物」(水木しげる著)より。

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