恐怖!! 小僧人形のお経の声!! | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

イメージ 1

 昔々、釜山の梵魚寺(ポモサ)の近くの仏具屋さんで、お腹を押すと韓国語の開経偈(かいきょうげ)や御真言が鳴る、小僧さん人形を手に入れた。

 一番最近に同じ釜山の仏具屋を訪れたら、店内が改装され、小僧さん人形が棚の上に押し込まれていたことは、「韓国坊主頭紀行 4 梵魚寺再訪」として、以前にお知らせさせて頂いた。

イメージ 2

 さて、この人形、どうした仕組みか知らないが、何年たっても音が鳴り続けるなと思っていたのだが、先日、久しぶりにお腹を押してみたら、とうとうテープが伸びきったような、とんでもなくえげつない声のお経が流れ出した。

 こんなことなら、釜山であの在庫の山を買い占めておくべきだったか、いやいや、それこそ執着以外の何物でもない、形あるものはすべて壊れるのが諸行無常の真理ではないか、この間延びしたお経の声も、よくよく聞いてみれば、それはそれで味があるような…。

                          おしまい。