動物を殺して食べることについて | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

 前にも書いた古い新聞記事の話です。

 

 

2009年11月3日、読売新聞「教育ルネサンス 動物と生きる 5」という記事の概略は次の通りです。

 

 

 

 

●「屠畜銃」で頭を撃った肉牛の頭を職員が切り落とし、さらに皮を剥ぎ、お腹を裂いて内臓を摘出する様子を小学生たちが見学した。

 

 

 

 

●獣医師でもある食肉衛生検査員の女性が、銃で脳を挫滅して意識を失くしたから牛は痛くない。せっかく牛からもらった命を食べるために、みんな一生懸命に作業していますと、説明した。

 

 

 

 

●見学した小学校の教諭が、食べることは動植物の命を頂くことであり、いろんな人に支えられていることだと学ばせるための機会を与えるために、この見学を続けていると説明。「子どもたちが見違えるように優しくなるんですよ」と、その効果を語る。

 

 

 

 

●別の学校では豚を飼育して業者に売り、一部を給食で食べている。中学一年生の生徒は「命を途中で断ちきり、食べるのは少しかわいそう。最近結構かわいい」とやや複雑な表情だが、教諭は「机上の勉強だけでなく、実際の働きで苦労を経験し、工夫する心を養ってほしい」と見守っている。

 

 

 

 

以上の箇条書きは元の記事に忠実で、決して恣意的に、特別の主義主張のために何かを強調すべく、作為的に記事を要約したものではありません。

 

 

 

 

ごくごく普通に読んで、何かが狂っているとは思いませんか?

 

 

 

※「ホームページ アジアの精進料理」もご覧ください。