またおんなじような話です。
血は争えない、という言葉は、いい意味にも悪い意味にも使われますが、前にも書いたように、子どもの性格というものは、9割以上、親の育て方や家庭環境に原因があります。おとなしい親からやんちゃな子どもが生まれたら、それは親のおとなしい性格が原因の一つとなって、やんちゃな子どもが育った訳で、何の不思議もありません。
反対にごく普通に、親とおんなじような性格の人を見た時や、親と同じ才能を子どもが引き継いでいるのを見た時に、血は争えないなあという言葉を口にする訳ですが、血は争えないなあと思う親子って、世の中には本当にたくさんおられます。
ただしそれは、一度作られた性格は二度と変更できないということではなくて、確かにがちがちに固まった自我を解きほぐすのは困難な作業ではありますが、それを解きほぐそうと努力する、一歩一歩が修行です。
それはそうとして、血は水よりも濃い、という言葉もありますが、ほんとに昔の人はうまいことを言うなあと思います。
おしまい。
おしまい。