プッタモントン公園は、仏塔で知られるタイのナコンパトムとバンコクの中間にあって、英文ガイドブックのロンリープラネットには出ているが、「地球の歩き方」には載っていない。ちなみにインターネット上には、日本語のウィキペディアや、訪れた日本人の記事もある。
バンコクのワット・パクナム寺院で修行中、テラワーダ僧として得度するまでの1ヶ月弱、日本のお坊さんの作務衣姿で過ごしていた時の話だが、中堅どころのお坊さんたちが、プッタモントンで瞑想指導をするから一緒に行こうと誘ってくれた。
公園の大きなブッダ像の下で、メーチー(尼僧)や在家の信者たちと一緒に夕方頃に坐り始めたら、日本ですでに坐禅には慣れていたつもりが、慣れないタイの熱気の中、汗と眠気に襲われたことを思い出す。
公園の大きなブッダ像の下で、メーチー(尼僧)や在家の信者たちと一緒に夕方頃に坐り始めたら、日本ですでに坐禅には慣れていたつもりが、慣れないタイの熱気の中、汗と眠気に襲われたことを思い出す。
それから一年ほどして、やっぱり中堅どころのお坊さんが、プッタモントンに仏歯(ブッダの歯)が来ているから、ワット・パクナムを訪れていた韓国人僧侶を誘ってお参りに行こうと言ってくれた。
上座部僧が下着を身に着けないことを知っていたらしい、カタコト英語の韓国人僧侶に、興味津々な様子で、「You、no、panty?」と、公園に向かう車中で尋ねられたことを、今でもよく覚えている。
当日、公園にはテントが張られ、大勢の参拝者が詰めかけていて、参拝を終えた我々お坊さんたちは、盛大なお供養の昼食を頂いた。
先年、久しぶりにこの公園を訪れた。相変わらずだだっ広い敷地に日差しはきつく、博物館は中途半端で、巨大なブッダ像はあっ気ないままだったが、植え込みの陰ではメーチーや信者たちが三々五々、一人用の蚊帳を張って瞑想に励んでいる、ここはやっぱり仏教の公園だ。
などもご参考に!!