雨期の3ヶ月間、寺院に籠って修行する安居(あんご)のことを、パーリ語ではワッサ、タイ語訛りでパンサーと言うが、正規の期間に安居に入れなかったお坊さんのために、第2パンサーという期間が設けられていることを、今年、タイで活躍中の日本人上座部僧、プラ・ユキ・ナラテボー師に教えて頂いて、初めて知った。
そう言えば、日本仏教の僧籍取得修行でも、宗門大学の授業の日程と合わせて、修行期間を分割できる宗派があるが、目的さえ揺るがなければ、手段に融通性があるのは良いことだと思う。
というわけで、プラ・ユキ師が今年の第2パンサーを修めて、この程、日本に帰国されたことを、先日、ご連絡頂いた。またいつもの如く、神出鬼没に仏縁の生じるまま、瞑想会や講演会に携わりつつ、日本各地を行脚されるとのことなので、どうか皆さま、各種情報に御注意の上、師との仏縁を結ばれんことを!