インド ヴァラナシ ヴィシュワナート寺院の中に入った話 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

 迷路のようなヴァラナシの路地裏を、スクーターで駆け抜けるインドのCMがあるが、インドという国の今をよくデフォルメしていて面白いと思う。

 ベナレスをヴァラナシと呼ぶべきか、バナーラスと呼ぶべきかについては以前にも書いたが、それはともかくとして、ヴァラナシの町を最もインドらしいと感じる日本人も多いようだ。

 ところで、ヴァラナシの中心寺院であるヴィシュワナート寺院には原則としてヒンドゥー教徒しか入れず、その複雑な紛争の経緯もあって、付近の路地のあちこちに、何人もの警備員が立っている。
⇒追記:現在は旅行者もお参りできるようになったそうですが、現地の事情は刻々と変わりますのでご注意を。
 
 観光目的の外国人をいたずらに境内に入れる必要はないと思うが、私はヒンドゥー教徒のインド人と共に、仏教僧としてヴィシュワナート寺院の中に入れてもらったことがある。

 中にいたヨレヨレのおじいちゃんのサドゥーが、「ナモタッサ ペガワト アラハト ポッタアサア」と、かなり大幅に間違ったブッダ讃嘆句と共に 満面の笑顔で迎えてくれたのが、今となっては懐かしい。

「アジアのお坊さん」本編もご覧下さい!!