南インド巡礼記…聖地 ラーメシュワラムの絵葉書 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

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 インドのブッダガヤにある日本寺から、2週間ほど休暇をもらって南インドを一周したことがある。

 プリー、コナーラク、ブバネーシュワルからチェンナイへ飛んだ。そこからバスでマハーバリプラム、ポンディシェリ、マドゥライなどを経て南端のカーニャクマリに着いた。

 ゴアの辺りは通りたくないので、トリヴァンドラムからムンバイに飛び、アジャンタ、エローラを見て列車でガヤに帰った。

 南では仏教徒は珍しく、カーニャクマリのヒンドゥー寺院でインド人のおばあさんたちに、「ブッダ? ブッダ!」と興味深げに話しかけられたりした。

 マドゥライに行った時、ラーマーヤナの神話で、ラーマが猿神ハヌマン・ジーの応援で魔王の住むランカー島に橋をかけたことにちなむ聖地、ラーメシュワラムに寄りたかったのだが果たせず、今、私の手元にはそのシーンを描いた絵葉書だけがある。筋肉隆々で働く背景の猿族たちが頼もしい。