さて、タイでの修行を終えてインドのブッダガヤにある日本寺に赴任した1996年当時、どこの街角でも映画「Raja Hindusutani ラジャ ヒンドゥスタニ」の主題歌「パルデシ パルデシ」が流れていた。この曲が流行っていた様子は、グレゴリ青山氏の旅マンガにも登場する。
1999年には今をときめくアイシュワリヤ・ライの出世作「Taal タール」がヒット、「リズム」を意味するタイトルに恥じない素晴らしい音楽だと、インド人たちが言っていた。
2000年の映画「Mission Kashmir ミッション・カシミール」はいわゆるカシミール物の一本だが、やはり音楽が優れていて、「アルターフ」というタイトルで日本語版のDVDが出ている。
2006年の「fanaa ファナー」もカシミール物だが、これは音楽も内容も、近年のインド映画中屈指の名作。
2008年の初頭には「ハレ クリシュナ ハレ ラーム」のフレーズを繰り返す「Bhool Bhulaiyaa ブール ブレイヤー」の 主題歌が、やはりあちこちの街角で聞かれたが、今は何と言っても「Om Shanti Om オーム シャンティ オーム」だろう。「ブール ブレイヤー」同様、よく練られたストーリーが音楽とよく馴染み、シャルク・カーンの熱演も健在だ。
※ 関西在住でインドに行った事はあるが、最近なかなか旅に出れず、インド映画を懐かしく思っている人がいたら、大阪本町にあるインド料理店「サーガル」に行くことをお勧めする。店主のパタンさんがいつもインド映画を流してくれていて、場所柄、ランチ時には会社員やOLが多いが、夜はオーダーすればムスリムの戒律に触れないハラール料理も可能とあって、インド人やパキスタン人を始めとする外国人にも好評。ほぼ年中無休だが、パタンさんが店を一人で切り盛りしている関係上、電話してから訪ねた方が無難。店内はインドの都市部にある中級レストランの雑然とした感じを思わせるが、料理は絶品なのでバックパッカー経験のある方も是非ご賞味を。
SAGAR サーガル
大阪市中央区安土町2-4-3
06-4705-2070
11:30~2:30頃、6:00~0:00頃
SAGAR サーガル
大阪市中央区安土町2-4-3
06-4705-2070
11:30~2:30頃、6:00~0:00頃