坊主小咄…猿は去る さあ猿よ、世界の果てにたどり着けたらお前を自由にしてやろうと言って、仏は猿の行く手をさえぎった。猿は仏の手に、 己が手の 猿捨てきれぬ 仏かな と書きつけると、たちまち姿をくらました。 おしまい。