🎬『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』全国公開中
MISSION:IMPOSSIBLE THE FINAL RECKONING (2025)
二部作になるとのことで、前作を復習。
先行上映初日初回に観に行ってきました!
17日から22日まで先行上映で
23日から公開やから
実質17日から公開ってことやんw
気合いのロボコップTシャツで行きましたw
観てすぐに このブログはほぼ書き終えてたんですが、
なぜUPしなかったのかというと‥。
【ネタバレ】
期待外れでしたね~‥(苦笑)
クリストファー・マッカリー監督になってからの
『ローグ・ネイション』『フォールアウト』『デッドレコニング』はとても面白くて(とは言っても一番好きなのは『ゴースト・プロトコル』^^ゞ)
アクションも尻上がりに迫力が増してたから
シリーズ最終作とも言われた本作はバッチリ決めてくれるに違いない(!)という全幅の信頼を持って観に行きましたが、つまんなかった(笑)
そう言いながらもシリーズ最長の2時間49分をそう長くは感じなかったから
それなりには引き込まれて さすがにクライマックスのアクションは迫力ありましたが、
いかんせん序盤から前半が退屈すぎる。
ところどころで格闘アクションがあるくらいで大きなアクションの見せ場がないまま
序盤はとにかくセリフが多くて観てて疲れる。
スケールはデカくても実は大した話でもないのにw説明的セリフが多過ぎ。
しかも回想シーンも多い。
三十年前の一作目の回想シーンはいいとして
たった二年前の前作の回想シーンまで入れんでええやろ!って感じ。
まぁ親切とも言えるけど、バカにされてる気がしなくもないw
ってか、そんなこといちいちやってるから上映時間長なんねん!!
前作の展開とラストからしてイーサンが潜水艦に入るシークエンスがあるのは分かってましたが、
ボクはそれは序盤でやって、そこからまたストーリーが展開すると思ってたから、
潜水艦のシーンを大きな見せ場として中盤まで引っ張られたのが何とも退屈でした。
上手く撮れてたんやけど、水中シーンって撮影が大変そうなワリには観てて面白くないんですよ、ボクは。
どうしてもアクションのスピード感はなくなりますから。
正直観てて退屈で(これなら深海を素潜りしてた!?ジェイソン・ステイサムの方がよかった)と思ってたらw
トムもまさかの海パンいっちょになって(^^ゞ
笑いそうになりながらもwマジでやってるから笑えない辛さ(^^;
とにかく本作はシリアスに寄りすぎて、
AIを悪玉にしたのは今の時代いいんやけど、
AIに核ミサイルのシステムを乗っ取られるのを防ぐという
すでに手垢がついたような展開を大そうに描こうとするから無駄にセリフが多くなる。
今さらながら、同じようなテーマをサイボーグを出すことで
アクション映画として面白く仕上げたジェームズ・キャメロン監督はやっぱり凄かったな、と。
キャメロン監督といえば、潜水するところで出てきたタフな女性が『エイリアン2』のバスケスにしか見えないという(笑)
どうせならもっと活躍させてほしかったわ^^
(トムの右後ろにいる女優さんね↙)
悪玉に実態がないぶん、人間の悪役のガブリエルが重要で
ボクは前作のガブリエルが気に入ってたんですが、
今回はなんか間抜けでカリスマ性が薄れて、
クライマックスに至っては(キャラ変?)と思うほどヘラヘラしてるし、
いくらなんでも死に方間抜けすぎるやろ。
それにイーサンと因縁がありそうな思わせぶりな回想シーンがあったのに、結局何があったのか?わからんかったんオレだけ?w
パリスの盛り上がりそうなところでも(えっ‥?)っていうハズし方してくるし、
他にも間抜けなシーンが散見されるけどそれがユーモアには見えず
ただ マッカリー監督がハズしてるようにしか見えないのが辛いところ。
前作もシリアス寄りでありながらもユーモアも散りばめられてて楽しかったのに、
今回はシリーズの集大成にするためにキメたかったのか
終始シリアスなノリで観てて全然ノレない。
シリアスに全振りしながら、さきに書いたように間抜けなシーンも散見されるからなんともアンバランス。
しかもシリーズをつなげるために
‘実はあの人が父親でした’みたいな安直な後付けの設定は呆れてしまうレベル。
しかもつながりを感じるのは一作目ばかりやから
今の若い世代置き去りって感じ‥。
ボクは一作目を最近観返してたからまだしも、
三十年も前の作品といきなりつなげられてもねぇ…。
一作目に思い入れのある人は楽しめる設定が終盤あるけど、そんなんよほどのシリーズマニアちゃうかな〜?
とにかく若い世代が楽しめるハズのない設定で盛り上げにかかるのが理解できないし、あまりにも都合よすぎる設定なのも
なんだかな〜‥って感じ。
あと、イーサンのチームの重要キャラを序盤で殺してしまうボクが大嫌いな展開で、
このシリーズに必要なチームプレーの面白さが半減というか、ほぼ感じない。
前作から続投のグレースもパリスもお気に入りではあるんですが、
シリーズ集大成で活躍するのが新メンってどうよ?って感じ。
ベンジーすら面白くないというのがなんとも残念。
クライマックスの複葉機のアクションはさすがに凄いんですが、
せっかくトムが体を張って見事なスタントをしてるのに
もろに合成のシーンがあって、そんなシーンはこのシリーズではここのところなかったと思うから(えっ?)と我に返ってしまいました。
スタントも撮影もアクションの見せ場としてのボリュームも見事とはいえ、
同じ飛行機しがみつきアクションでもボクは四十年前の『007 オクトパシー』のセスナにしがみつくアクションの方が迫力感じましたね。
ずっと007を超えるようなアクションを見せ続けてくれたこのシリーズが最後の最後で本家を超えられなかった(ボクの中では)のが残念でした。
地上へのたどり着き方も安直で、いっそ『007 ムーンレイカー 』をパロッたらよかったのに(!)って思いました(^^ゞ
まぁ 複葉機を今の時代使う理由づけはできてましたが、
考えたらボクらは『トップガン マーヴェリック』で戦闘機の実写の凄いスカイアクションを見てるんやから、そりゃ厳しいって。
なんか映画じゃなくて‘スタントショー’を見てる感じがしましたね。それも楽しくはあるんやけど、アクションありきでストーリーが後付けじゃやっぱり限界があったということですね。
そうそう、書き忘れてましたが、
このシリーズの上がるところって
お馴染みのテーマがかかるオープニングタイトルやと思うんですが、
好きじゃない1・2作目ですら上がったオープニングタイトルが←
今回ホントに入り方にセンスがなくて、
ボクはここで(今回はたぶんアカンな‥)と思いましたね。
期待が高かったというか、ハズすはずがないと思ってたから
文句ばかりになって 本作が好きな方には申し訳ないですが、
一作目みたいに、二回目観るまでに三十年かかるかもしれません(笑)
もう しんでるやんwww
まぁトーゼン AIの核ミサイル発射は阻止するわけやけど、
‘世界には分かり合う気持ちが大事’的なキレイなラストは決して悪くはないです。
そういうラストを観ながら思ったんですが、
おそらくマッカリー監督は本作製作中に起こったロシアのウクライナ侵攻や、イスラエルの問題を強く意識して本作を撮ったんやと思います。
だからシリアスになった、と。
しかし、残念ながらアメリカ以外の国は司令室のディスプレイ上にあるだけで、
国旗の付いた核ミサイルが写るたけで、アメリカ以外の国の人間の顔はほとんど見えない。
2時間49分もの長さにしてもそこは描き切れず、説明ゼリフが無駄に多くてアクション映画としてのテンポを殺しただけという致命的な出来上がり。
前作までの3作品で見事なアクションシリーズに仕立て上げたマッカリー監督が一番肝心な最後になんでこんな作品にしてしまったのか?理解に苦しみます。
今思うとそもそも二部作にしたのが失敗につなかった気がします。アクションのバランスが悪いしストーリーは一見スケールでかいけど中身は薄い。
連れと笑ってもうてんけど
「デカい風呂敷広げただけで大した話じゃなかった」とwww
今回外されたショックは『007 ノータイム・トゥ・ダイ』以来で、
さすがにあの時のような怒りはなかったとはいえ、
時間が経ったらだんだん許容できるようになった『ノータイム〜』とは違って、
こっちは時間経っても多分好きにはなれないと思います。
だってまともなアクションは複葉機のとこただけやもん。
ってか、あの複葉機ピカピカすぎん?(笑)
あと、観終わってから気づいてショックを受けたんですが
ヴァネッサ・カービーは出さなあかんやろ~~!!(泣)ww
そういえば今回の先行公開では本編前にトムのメッセージ動画があったんですが、
トムが日本を愛してくれていることが真摯に伝わってきて
結局それが一番胸アツになりましたね♡
トム!
三十年間お疲れ様でした!!!<(_ _)>
そして ありがとう!(^-^)