【エイリアン:ロムルス】フェデ・アルバレス監督のエイリアン・シリーズへの愛が炸裂!!!! | 【映画とアイドル】

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エイリアン:ロムルス公開中カチンコ

ALIEN ROMULUS

 

 

 

9月6日に日本で公開された本作、

初日は用事があったので、その三日後に早速観に行きましたが、

エイリアン・シリーズに思い入れが強い分、

観終わった直後、一緒に観に行った連れに言った第一声の感想は「微妙‥」でした。

ちなみに連れも同じ感想でした(苦笑)

 

しかし、お互い「好きか嫌いなら好き」という感想でもありました(笑)

 

普通ならこの程度の感触であれば二回映画館に足を運ぶことはないんですが、

実はもう一回観に行ったので、

二回観た上での感想を書きたいと思います。

 

 

 

【核心には触れませんが、ネタバレ含みます】

 

 

 

 

 

 

なぜ二回観に行ったかというと、

先に書いたように「好き」だったんですよ^^

 

一回目の「微妙‥」から

二回目に「最高!!」ってなった映画は初めてです(^^ゞ

 

野暮なことやと分かりつつも

一作目からリアルタイムで映画館で観てきたオッサン世代としては、

“一作目と二作目の間の物語”と聞いてしまうと

どうしたって一作目・二作目、特に一作目と比べてしまうんですよ。

特に、今回の監督 フェデ・アルバレスが『死霊のはらわた』のリメイク版で素晴らしいホラー演出を見せてくれたので、

“SFホラー”の最高傑作やった一作目の雰囲気を踏襲してるんじゃ?と勝手に期待してたワケです。

冒頭こそ一作目の雰囲気を感じさせ、

特に、一作目と合わせたようなセットの作り方には感動すらしましたが、

初見では序盤のストーリー展開に乗れず、正直少し退屈でした。

 

二回目の鑑賞でも エイリアンが出てくるまでが長い‥、とは思いましたが、

ストーリーを分かった上で観ると、

細かいディティールにまで気づけるので

少し退屈に感じた初見からは考えられないほど見入っていました(笑)

 

ぶっちゃけ、初見では(アルバレス監督はSFのセンスがないんじゃ?)と思いましたが、

二回目ではその考えが180度変わりました^^ゞ

 

暗くて見にくいシーンが多かった印象がありましたが、

分かった上で見たからか、それもほとんど気になりませんでした。

 

本作を評論する動画をいくつか見ましたが、

「IMAXならまともに見える」みたいに言ってる人を何人か見ましたが、

ボクは普通の上映方式で問題ないと思いました。

ちなみに初見はドルビーシネマでしたが、

普通の上映方式で観た二回目でも充分楽しめましたから^^

 

 

 

 

 

 

 

 

本作の何が好きか?って

アルバレス監督のエイリアン・シリーズへの愛が随所に感じられるところです(^.^)

 

ストーリー的に一作目と二作目にオマージュを捧げるのは予想できましたが、

シリーズ全作にオマージュを捧げてると言っても過言ではないほどのエイリアン愛が炸裂していました!!^^

 

驚いたのは番外編的な『プロメテウス』、ボクは大好きですが世間一般的には失敗作のイメージの『4』にまで明確にオマージュを捧げていたところです。

特に『4』へのオマージュが一番の驚きでしたね。これはリスクが伴うものやと思うんですが、

それだけにアルバレス監督の強いエイリアン愛を感じました。

『4』推しは推せます(笑)

 

 

植民地化した惑星で過酷な労働をしている若者たちが主人公で、

この惑星は『2』のイメージ。

ウェイランド・ユタニ社の悪徳企業ぶりが描かれるのもシリーズのお約束。

今回はこのウェイランド社の存在を強く感じさせるところが

シリーズとして正しい描写やと思いました。

シリーズ観てたら、諸悪の根源はウェイランド社ですからね。

エイリアンは“悪”ではなく、

あくまでも生物的本能で動いてるだけで、

その生体機能が秀でてるっていうことですから。

 

あらためて原案を考えたダン・オバノンとロナルド・シャセット、

エイリアンをデザインしたH・R・ギーガーの偉大な功績に感服します。

 

エンドクレジットでの‘H・R・Giger’の文字がひと際大きかったことに感動すら覚えました。

 

 

 

 

 

 

 

イザベラ・メルセードは昔から好きなので期待してましたが、

今回は主役のレインを演じたケイリー・スピーニーがなかなか可愛くてよかったです^^

可愛いだけじゃなくて、いざとなったら戦闘能力が高いのもよかったですね!

段々強くなっていくヒロインもエイリアン・シリーズらしい!!

 

 

 

イザベラちゃんはアップに耐え得る美しさなので、

その絶叫ぶりと、怯えた表情のアップが素晴らしかったですね。

ここらへんはホラーが得意なアルバレス監督らしい見せ場になっていました。

 

 

 

このシリーズのエイリアンの次の肝はアンドロイドやと思うんですが、

今回のアンディが一番活躍した気がします。

『1』や『4』と違って、冒頭からアンディがアンドロイドと分かってたのもよかったです。

 

このアンディが途中でキャラ変するのを初見ではややこしく感じたんですが、

二回目ではそこの面白さも分かりました。

演じたデヴィッド・ジョンソンは一気に若手の注目株になったと思いますね。

 

このアンディとレインの関係性が今までのシリーズ作にはない新鮮さがあって、

ここが本作ならではの魅力のひとつになってましたね。

 

 

 

 

『エイリアン』への思い入れが強いゆえ、

初見では自分の中で賛否渦巻いていましたが、

それでもクライマックスの○○○○○を使ったアクションは最高でしたね!!!

これは連れとも意見が一致して、

「あのシーンだけでも観た価値があった!!」って言ってました^^

 

これだけ映画ができると、新しいアクションのアイデアってなかなか出ないと思うんですが、

本作のクライマックスの 見たことないようなアクションは本当にフレッシュでした!!!!

 

そこからのもう一段あるクライマックスも盛り上がりますが、

ボクですら引いてしまうようなヤツをw登場させたアルバレス監督は漢ですねww

 

 

 

 

パンフレットはキャスト・スタッフのインタビュー記事が豊富やったんですが、

アルバレス監督が実写にこだわってたのがよく分かって、

それを知った上で観た二回目で、その魅力がさらに伝わってきました。

特にエイリアンの造形はどれも素晴らしかったです。

 

エイリアンは実写、宇宙船とかはCG、といった具合に

実写とCGを上手く使い分けてて、

8000万ドルと言われている製作費の倍くらい掛かってるように見えました。

 

惑星の周りにある輪っかみたいなやつ(土星のイメージ)が

近い距離で見えるシーンが新鮮でしたね。

ここらへんもフレッシュな感じでよかったです!

 

 

セットも素晴らしくて、一作目を彷彿とさせるセットが多かったのもツボ。

サイレン音まで寄せてたのが最高でした^^

 

武器のデザインへのこだわりや、

クライマックスのレインの勇姿は二作目を彷彿とさせて、

最後の最後は誰もが認める超名作の一作目から

評価が芳しくなかった四作目の展開になだれ込む、

エイリアン・シリーズを全て愛するファンには堪らない展開で

もう ファンとしてはやっぱり好きになるしかない作品です^^

 

 

 

二回観て、一回ではよく分からなかったところはほぼクリアになりましたが、

二回観てもひとつ、どうしても納得いかないところがありました。

それは書きかけのガッツリネタバレブログに書こうと思います✑^^

 

 

 

上映が始まったばかりの初見時は、

シリーズをずっと観てきたような年配のお客さんが多かったと思いますが、

二回目の時は若い人の方が多かったです。

 

シリーズものは新作を作ることで新たなファンを獲得していくもの。

 

ボクら、一作目と二作目の夢をいつまでも追い続けるジジイを楽しませつつ、

本作で初めてエイリアンを観る若い世代を楽しませる、いや、怖がらせる新作を撮って興行的にも成功させたアルバレス監督の功績は大きいです。

本作の成功でエイリアン・シリーズは再び息を吹き返したといっていいでしょう。

 

秀逸なエイリアンの基本設定とデザインがあれば、

これからも面白い新作を作り続けるのは可能です。

 

今ならAIが翻訳してくれそうやから

ボクのアイデアを20世紀FOXに送ってみようかな(笑)

 

ファンそれぞれが色んなエイリアンを想像できるのも

このシリーズの面白さやと思います^^

 

ただ、ボクらジジイはw

この『ロムルス』が面白くても、

やっぱりリドリー・スコット御大の『コヴェナント』の続きを観ないと死ねないんです(笑)