月9ドラマ『海のはじまり』第3話
【📺ドラマのブログはネタバレです
】

前回の第2話の展開からフツーに予測できる範疇のことしか起こらず、
前半は、(3話で早くもまったりするんか‥)と思いましたが^.^;
いやいやいやいやw
目黒蓮君演じる
夏君がやってくれました!
こんなん泣くしかないやん😭
夏と海ちゃんは親子であると同時に、
大事な水季という存在を失くしてしまった者同士。
水季のことを今でも愛してるであろう夏には
水季を、しかも母親を亡くしてしまった海ちゃんの悲しみが痛いほど分かる。
そこには小学生とか大人とかの違いをこえて、
同じ大切な人を失くしてしまった者同士にしかわからない哀しみがある。
妊娠・中絶を経験していた弥生が海ちゃんの良いお母さんになれそうな希望を前回は持てましたが、
夏が海ちゃんに水季を重ねている以上、そこでの弥生の葛藤はいずれ絶対出てくると思ってたら、
まさかの、いきなり、しかも
弥生にとってはかなりキツい形でそれがハッキリしたから、
まったりしていた前半から一転、
後半はドラマ的にも一気に盛り上がって、
やはり脚本を書いた生方さんは確信犯的に上手いと思いましたね。
ただ、津野がだんだん ただの根暗な嫌な奴に見えてきて、
池松壮亮さんが演じてるから何とか良いキャラに踏みとどまってる感じ。
水季の母親の朱音もちょくちょく引っかかる発言がある。
まぁ 大竹しのぶさんほどの女優が演じてるから
この程度のアクは必要なのかもしれませんが。
今の段階では弥生(有村架純)は全く悪くないし
むしろ被害者なワケです。
だから、ここで自分の気持ちをあらためてハッキリ言ったのが良かったです!
優しすぎる夏君には弥生みたいな女性が必要やと思う。
ここからは やはり弥生の葛藤の物語が大きな割合を占めそうな気がします。
海ちゃんを守るだけじゃなくて、
弥生を幸せにすることができるかが
夏の 男としての度量になってくるでしょう。
まるで‘男批判’から始まったようにも感じてしまったこのドラマでしたが、
ここから夏が男として、父親として成長していく姿を見れそうで楽しみです。
今回は先にあげたシーンと、
最後のシーンとで2回泣いてしまいました。
このシーンも絵面だけで感動的ですが、
ここでの海ちゃんの言葉に胸を打たれました。
パパとかお父さんとか関係なく、
とにかく いなくならないで欲しいというのは
大切な人を失った経験がある人間にしか分からない気持ちやと思います。
そこには子供も大人もない。
子供相手でも安易な返事をしない夏に誠実さを感じました。
夏と海ちゃんの笑顔がずっと続きますように―。