『スーパーマンⅢ 電子の要塞』はコメディに振り切ったw素直に楽しみたい娯楽作^^ | 【映画とアイドル】

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SUPERMAN Ⅲ (1983)

 

 

今年は元旦からDVDで『スーパーマン』を観て、

その勢いでシリーズのブログをいくつか書きましたが、

 

この『Ⅲ』のブログを書けば

劇場版のブログは一応全作揃うはずなので

今年中に観ようと思ってました^^

 

 

 

 

本作が公開された1983年の夏は

スター・ウォーズと007の新作も揃う

まさにお祭り状態でしたがw

それは公開される前までの話でww

3つとも期待外れでしたwww

 

でも、今ではどの作品も好きですよ(^^ゞ

当時は いずれも前作がシリーズ最高傑作やったから

期待値が上がり過ぎてたんですよね(^^;)

 

 

 

 

この『スーパーマンⅢ』も前作の『冒険編』が凄く面白かったから、

イマイチ感があった記憶があります。

 

そもそも前作の敵が スーパーマンと同じクリプトン星人やったから

それ以上の敵役を考えるのがまず大変やったと想像できます。

 

結局 巨大コンピューターにしたワケですが、

当時はパソコンがまだ目新しい時代やったから

最先端の敵役を設定したつもりやったんでしょうね^^

 

ただ本作、

実際に観るとポイントはその‘電子の要塞’ではなく(今考えると なかなかな邦題w)

スーパーマン=クラーク・ケントを演じるお馴染みのクリストファー・リーヴと

まるでダブル主演みたいな扱いのリチャード・プライヤーの登場でした。

 

いきなりプライヤー演じるガスのアップで始まるし、

前作でリチャード・ドナーから監督を引き継いで

本作では完全に演出を任されたリチャード・レスター監督は

コメディが得意な人らしいので、

喜劇役者のプライヤーの扱いが大きくなったのも必然。

 

 

 

オープニングからスラップスティックコメディ=ドタバタ喜劇を延々見せる演出を、

レスター監督が嬉々とやってるのが目に浮かびます^^

撮るの大変やったと思う(^^ゞ

 

このペンギンちゃん妙に印象に残ってた(笑)

 

一作目ではマーロン・ブランド、二作目ではジーン・ハックマンという大物俳優が出演したせいで、

主役でありながらクレジットのトップに名前が出てこなかった

リーヴの名前が遂に最初に出てきた時は上がりましたね(^.^)/

 

 

 

このオープニングタイトルで出てくる子役が

一作目のこの子やったと、メイキングを見て初めて知りました^^

 

 

 

 

 

 

 

 

まるでプライヤー主演のコメディ映画みたいになってなくもないですが、

プライヤーのベタなコメディ演技がw楽しめます♪

 

一応悪役サイドやけど、脅されて悪事に加担するので全然悪そうに見えません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

クラークの方は 高校時代の憧れの人、ラナとの胸キュンエピソードがイイ感じなので♡

クラークとガスのパートのバランスをレスター監督は意識していたと思いますね。

 

ラナを演じたアネット・オトゥールは、当時旬な若手女優のイメージがあったので

良いキャスティングやったと思います。

 

ここでもしっかり人助け^^

 

 

 

本作のもう一つの大きなポイントは

スーパーマンが自分自身、クラーク・ケントと戦うシーンがあることです。

 

 

ヒーローが自身のアイデンティティについて悩むなんて今やお約束ですが、

それを 後のアメコミ映画ブームの先駆け的シリーズである

このスーパーマンが四十年前にすでにやってたなんてさすがです。

 

 

ただ、今回久しぶりにちゃんと観て思ったのは、

実はアイデンティティについて悩むなんてほどではなくて、

スーパーマンの弱点であるクリプトナイトに成分が近いものをガスに渡されたスーパーマンがそのせいで悪くなってしまうだけで、

本当はスーパーマン自身には迷いはないんですよ。

それに気づくと単に絵面的に目新しかっただけで、

今のアメコミヒーローの葛藤を先取りしたってことでもないんですが、

形はどうあれ スーパーヒーローが闇堕ちする展開は新鮮ではありました。

 

まぁ わりとアッサリ良い方のクラークが勝つし、

悪くなったスーパーマンの行動もギャグにつなげてるので、

今どきのアメコミ映画みたいに暗くは全くならないのがイイです!

 

本シリーズはあくまでもアメコミヒーローの王道的な映画なのがやっぱり魅力です!!!

 

 

悪役も007の悪玉みたいなスケール感あるし、

ロバート・ヴォーンが嬉々として演じてて楽しい^^

 

社長室もまるでスペクターの会議室みたいやしw

 

 

屋上にゲレンデがある遊び心もイイ♫

 

ココはマジでスタントマン落下させてるようにしか見えん(爆)www

 

 

 

 

人工衛星を操作して悪事を働くなんて

当時はけっこう目新しい展開やったはず。

 

ガスにコンピューターの才能があるようには見えませんが(笑)

別に気になりません。

 

ハッキングして交通が混乱するシーンとか四十年前は新鮮やったと思う。

 

 

 

 

チョイ役で『007 ユア・アイズ・オンリー』に出てた役者さんや、

 

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』に出てた役者さんなんかも出てたのが

80年代の映画らしくて嬉しくなりましたね^^

全く忘れてましたからw

 

 

 

 

 

実際の工場で火災シーンを撮影してて、

今となっては こういうロケ撮影の見せ場は当時より迫力を感じるとこあります。

 

スーパーマンなら息吹きかけたらええやん(!!)ってみんな思ったはずですが^^ゞ

なんで使わんのやろ?って思ってたら

予想もしないスケールで使って さすが(!!!)って感じでした^^

 

 

今回観て、スーパーマンは

消防隊ができるところまでは手を出さないようにと考えてたのかなぁって思いました。

そう考えると、スーパーマンは人助けをするだけじゃなくて、

ちゃんと人間をリスペクトしつつ、必要な時は手を差し伸べているように見えました。

 

 

オープニングタイトルから人助けをするシーンがあって、

レスター監督わかってる(!)って感じでした^^

 

やっぱりヒーロー映画で一番上がるのはそんなシーンなんです♡

 

 

 

クライマックスの 巨大コンピューターとの戦いはそれほど盛り上がりませんw

 

今回観て、このキャラを↑強くしてスーパーマンとタイマンバトルさせたら面白かったんじゃ?と思いましたね。

このキャラ漫画っぽくていいと思う^^

 

 

 

 

まぁ基本娯楽に徹しているので、

特にツッコミたくなるとこはなくて

ただ素直に楽しめばいい映画です♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シリーズ中もっとも頭カラッポで楽しめる作品やと思います♬(注:褒め言葉w)

 

 

最後までコメディに徹してるのもマル◎^^

 

 

 

お馴染みのラストシーンに

 

 

ジョン・ウィリアムズ作曲のテーマが流れたら

それだけで幸せ♡♪

 

 

娯楽映画はこれでいいんです(^_-)/