SCREAM4 (2011)
映画館で観て以来11年振りに観ました!
販売用のDVDはプレミアがついてるようなので
レンタル落ちを買いました(^^ゞ
1・2作目で見事な脚本を書いたケヴィン・ウィリアムソンが復活してるだけに
冒頭からいきなり強烈に引き込まれて
もちろんシリーズのお約束を完璧におさえているので思わずニンマリw
ウェス・クレイヴン監督は本作が遺作になってしまいましたが、
自身を代表するシリーズ作で有終の美を飾ったのは結果的によかったと思います。
晩年はどうしても勢いが衰える監督が多いですが、
最後までボクらを楽しませてくれたクレイヴン監督にはあらためて感謝と尊敬の念を抱いています。
【犯人には触れませんが、ネタバレ含みます】
あらためて思ったのは
クレイヴン監督は女優さんを選ぶセンスがいい!
つまりボクと好みが似てるってこと(笑)
ルーシー・ヘイル↓
エイミー・ティーガーデン↓
冒頭からいきなり可愛い女優さんが連発して出てきて
そりゃあテンション上がるわ♡♡
ほんで、きっちり怖いしね(^▽^;)
よいわ~(#^.^#)
シドニーが本を出版しているという設定も面白くて、
ネーヴ・キャンベルが美しい女優さんに成長してていい感じ。
まぁ、1作目の高校生役の時から大人やったんやけどね。
コートニー・コックス演じるゲイルももちろん登場しますが、
ゲイルには逆に書き手としての勢いがない設定も上手い。
4作ともキャンベルとコックスの髪型や髪色を変えて
常に新鮮なビジュアルにしているところも芸が細かいです。
これもきっとクレイヴン監督のこだわりだと思う。
そして、なんといってもデューイですよね~!!^^
キャンベルが主役なのにデヴィッド・アークウェットの名前がトップにくるのも納得。
保安官代理から出世して今回は今までで一番頼りになる雰囲気はあるものの
やっぱり‥(笑)
主役3人のキャラクター付けがきっちりされてることで
本シリーズは続きものとしての面白さが活きてます。
物語の連続性がここまで面白いホラー・シリーズをボクは他に知らないですね。
今回はデューイの部下役でマーリー・シェルトンも登場して
美人の部下からモテてるwデューイが微笑ましいです^^
シドニーのマネージャーを演じるアリソン・ブリーも大人の可愛さがある女優さん。
エリック・ロバーツの娘でジュリア・ロバーツを叔母に持つエマ・ロバーツも登場して
女優陣の厚みは文句なし。
そのぶん? 男子高校生たちがいまひとつキャラが弱いけど、
マコーレー・カルキンの弟ロリー・カルキンはいかにもホラー映画ヲタクっぽくていい感じ。
1作目の冒頭を模した展開もさすが(!!)って感じで、
シリーズのファンなら間違いなく楽しめるクオリティーの高さです!
ウィリアムソンらしい映画ファンならニヤリとするセリフも楽しい♪
犯人が誰か?!という驚き以上に、
その犯人の異常性に驚き
恐ろしくなるところはクレイヴン監督の演出力あってこそ。
だから犯人が明かされてからの展開も意外に長くて面白い!!
ここに現代ならではの問題定義をきっちり示しているところも見応えがある。
問題定義とはいっても、あくまでもエンタメ作品の範疇を越えないサジ加減もさすが。
ラストシーンの皮肉ったらない(!!!!)
殺人鬼キャラだけが独り歩きして
残虐なシーンが見せ場になるだけのホラーが多い中で、
ストーリーとサスペンスで見せ切る
ウェス・クレイヴンとケヴィン・ウィリアムソンの
シリーズを一番よく分かっている二人だからこそできた
シリーズのファンの期待に応える黄金コンビの最終作!!
「オリジナルを改悪しちゃダメよ」