NHKドラマ『アイドル』が描いた 戦時下の昭和でも現代でも変わらないアイドルが持つ力♡ | 【映画とアイドル】

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叶星のぞみ

NHK特集ドラマ『アイドル』を観ました📺

 

 

 

 

 

 

 

主演の明日待子(あしたまつこ)を演じた古川琴音ちゃんは

🎬『街の上で』の予告編を見て以来気になってたんですが、

あれよあれよという間にスターになりましたね☆

観に行く気マンマンやったタイミングで『街の上で』がコロナのために公開延期になってしまったのが今さらながら恨めしいです(結局未見)。

 

 

 

 

 

 

コロナ禍の中で、ボクが日常的に推してるアイドルさん、

一般的にはいわゆる地下アイドルと呼ばれる(この呼び方は好きじゃありません)アイドルさんたちもみんな影響を受けてしまい、それをきっかけに卒業・解散したアイドルも少なからずいますが、

本作は戦時下のアイドルを描いていたのが興味深くて、

戦争とコロナを比べることはできませんが、

待子をアイドルとして育てた佐々木(椎名桔平)の

「こんな世の中だからこそアイドールが必要なんだ」

という言葉には強く共感できました。

 

 

 

佐々木が待子に、歌や踊りの技術に秀でている必要はない、

親しみを持てる感じが大事なんだと言うところも、

いわゆる今では当たり前の‘会いに行けるアイドル’の原点を描いているドラマとして納得のシーンでした。

 

 

 

ホント、歌やダンスの上手さはもちろん大事ですが、

‘アイドル’(ドラマでは‘アイドール’)で一番大切なところはそこじゃないんですよね。

いかにボクらの胸をトキメかせてくれるかこそが大事で、

ボクらは別に技術を見て生きる力をもらうワケじゃないんですよ。

アイドルが最高に可愛くて輝いていたら

その推しを見て元気をもらえるんですよ。

 

 

 

 

 

戦時下とはいえ、いわゆる古き良き時代でもあった昭和のアイドルを描きながらも、

今の時代っぽい危ないファンのシーンもはさみ、

それをきっかけに待子の恋も描かれるのがよかった。

 

 

 

 

だからこそ辛い展開にもなってしまいますが、

声高に叫ぶことはなくても、

反戦の意志を静かに謳い上げるこのドラマの姿にも感動しました。

 

 

 

 

 

自らの意志で 兵士を元気づけるために戦地へ行った待子が、

自分の存在がまるで 死にゆく運命の兵士の背中を押してるかのように感じてしまうところがとても悲しかったんですが、

死んでしまう運命かもしれないからこそ、その前にアイドルに笑顔にしてもらったことがどれほど大きな救いになったことか―。

 

 

 

 

待子が劇場に出ない間にもたくさん届いていたファンレター。

ボクはこのブログを推しへの手紙替わりみたいなつもりでも書いてるんですが、

(やっぱり手紙を書いた方がええかなぁ)と思いましたね^^ゞ

手紙を渡していいかは運営に確認せなあかんけどw

 

 

 

 

 

 

 

70分ほどの尺の中で元祖アイドルの誕生から

戦時下の日本の姿を描きつつ

アイドルの世代交代を示唆するところまで描けていたのが見事でした。

本当はテレビ小説あたりでもっとじっくり観たい気もしたけど、

連続ドラマを見る時間的余裕あんまりないし、これでよかった。

 

 

 

 

 

「わたしはスターなんかじゃない。

 アイドールよ」

 

ファンの近くに居ることを誇りに思う待子のこの言葉。

 

待子はアイドルヲタクとして一番嬉しい言葉も言ってくれました。

 

 

 

 

 

 

わたしはずっとここに居ます

 だから また会いに来て下さい」