【赤毛のアン】シリーズ➃『アンの友達』はモンゴメリらしい愛が感じられる作品 | 【映画とアイドル】

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mixiで昔書いた『赤毛のアン』シリーズのブログを貼る四回目です。

写真だけ新しく撮りました↓

 

この紹介を読んでもらえば分かりますが、

今回はアンから離れた物語にはなりますが、それでも面白かった記憶がありますね。

 

では、2009年4月24日に書いたブログですメモ

(村岡 花子さん訳:新潮文庫)
 

 

あれっ‥! アンがほとんど出てこないたらーっ(汗) と思ったらあせあせ(飛び散る汗)

原題は‘CHRONICLES OF AVONLEA’で

直訳すれば‘アヴォンリーの年代記’ってとこでしょうか。

『アンの友達』っていう邦題はウマイですね指でOK

やはり邦題も村岡花子さんが考えはるんでしょうね。

そう考えると1作目の『赤毛のアン』の原題は‘Anne Of Green Gables’だった(実際に読むまで全く知りませんでした)から、この邦題の功績は大きいですよね。
『グリーン・ゲイブルズのアン』ではなんとも思わなくても、
『赤毛のアン』なら想像力が膨らみますよね。

今の時代は髪の毛の色も個性があるのが当たり前ですが、
昔は黒髪こそが普通で、黒くなければ妙に浮いてしまったりしていたものです。
小学生の時、同級生の女の子に赤毛のコがいたのはいまだによく覚えていたりします。

『赤毛のアン』というタイトルだけで、アンとギルバートのエピソードも想像できるというものです電球

思えばボクはこのシリーズ4作目にして、シリーズのファンから長年愛されている村岡花子さん訳のものを初めて読んだわけです。

古臭く感じてしまうかもしれない…、という心配は取り越し苦労でした。
むしろ意外なほど松本侑子さん訳のものと違和感なかったですね。
今回の新装版でどの程度訂正・改訂されたのか明記されていないので、実際のところは分からないのですが。

先に書いたように、この4作目にはアンはほとんど登場しないので、さながら番外編の様相を呈します。

前作『アンの愛情』が最高に盛り上がった後だけに、正直肩すかしをくったような気もしないでもなかったんですが、
アンのまわりの人々を描く短編集と思えば、これはこれで楽しめます。

アンという強烈なキャラクターと距離を置くことで、かえってモンゴメリの作者としての特徴が見れたような気がしました📖👀

‘自然の描写の素晴らしさ’と‘会話の面白さ’は言わずもがなですが、
今回感じたキーワードは“音楽”“遅咲きの恋”ですね。

特に後者に関してはシリーズ全般を通して強く印象に残ります。

モンゴメリ自身のことはまだ知らないのですが、子供に対してよりも、年配の女性に対しての彼女の暖かいメッセージを感じます。

‘何歳になっても恋はできる’いや‘人間、いくつになっても恋はするべき’とも取れます。

ボクも中年と呼ばれる年になったのであせあせ(飛び散る汗)彼女のこのメッセージは嬉しくなりますねうれしい顔

もっと大きな観点で言えば
“人間、結局一人では生きていけないものだ”
と彼女は言っているような気がします。
それは勿論悲観論ではなく、
“大切な人を見つけられたら人生はより豊かになる”
という、アン同様前向きなものです。

これは現代にこそ必要なメッセージだと思いますね。

今は色んな物が溢れて、快適・便利になった分、1人で生きる快適さを享受したくなることも多いですが、人間はやっぱりそれだけでは生き抜けないと思うんです。

仕事でもそうですよね。
絶対1人では成り立ちません。

このmixiをやっているのだって、実際には会えない人達だけど、確かに何かの‘繋がり’があると感じられることが嬉しいんだと思うんです。

肩すかしをくらった、とか言ったわりには長くなってしまいましたあせあせ

次はまたアンが戻ってきます本exclamation ×2

 

 

 

〈追記🖋〉

 

 

松本侑子さん訳の日本初の全文訳・訳註付のシリーズが順次刊行されてるみたいなので

こちらもいずれ読みたいです本^^