THE LIVING DAYLIGHTS (1987) ✑②
【ダルトン=ボンドのカッコよさを追求するブログです】
「焦るな」 この一言だけで冷静沈着な一流の諜報部員であることが伝わってくるのは
ティモシー・ダルトンならでは!
でも、だからこそ次回作の『消されたライセンス』での激情にかられた行動にもシビれました!!
これでこそジェームズ・ボンドです^^
ここでスマートにスナイパー仕様になるカッコよさ!
実際にこういう服があるのか知りませんが、本作用の衣装なら素晴らしいデザイン。
狙撃の準備をするところもいちいちカッコイイ。
一流のスパイやから、こういう描写の説得力も重要です。
この ウィーン支局のソンダース(トーマス・ウィズリー)の微妙に頼りなさげな感じがw
ダルトン=ボンドとのいい対比になってます。 ボクはソンダース好きですね^^
ボンドはちょっとエラそうですが(^^ゞ あくまでもプロフェッショナルに徹しているだけで、
ソンダースが何気にイイ味出してるので^^ 二人の関係性が自然に見えるのがいいです。
ソンダースの暗視鏡をボンドがガチャッと直すシーンもいいです^^
ソンダースがちょっとどんくさいトコがいいw
この眼光の鋭さ!!
ボンドはカーラ(マリアム・ダボ)が利用されていることに直感的に気づいたかのよう。
ここの脚本も上手い。
ソンダースを演じたトーマス・ウィズリーって本作でしか見たことないんですが、
このシーンも絶妙です^^
ダルトン=ボンドに的を絞るつもりが、意外にソンダースのこと書いてる(笑)
ここのダルトンの返事の仕方がカッコイイんですよね~!
シリアスでありながら こういうイタズラっぽい表情もできるのがさすがボンド^^
ソ連のコスコフ将軍(ジェローン・クラッベ)のキャラも面白くて、
本作はダルトンをボンドにしたことでシリアス路線になったようで、
実は硬軟織り交ぜた絶妙なバランス感覚を持っているのが最高です!!
よくボンド映画は〈シリアス路線〉か〈ファンタジー路線〉か?みたいな二択で捉えられることがありますが
本作はどちらの面白さも兼ね備えた正に理想のボンド映画やとボクは思っています。
そこらへんについてはまた書くと思います。
すでに‘してやったり’の表情^^
垂直飛行もできるハリヤーも使った見事な亡命劇でした!
アヴァンタイトルのアクションから間髪入れず この亡命劇を持ってきたことで
序盤からハイテンポなペースで本作は展開して、この勢いが最後まで途切れない素晴らしさ!!
本作の 観客を飽きさせない脚本の構成力はシリーズで随一やと思います。
この表情もボンドらしい^^
諜報部員としての仕事に執着心が無いかのような感じは
クレイグ=ボンドに引き継がれてる気がします。
このセリフでタイトルの‘LIVING DAYLIGHTS’が出てくるので、その意味が‘死ぬほど驚いた’と公開当時は思ったんですが、ウィキペディアによると‘意識・正気’が正しい意味のようです。
このシーンは当時の日本版予告編にも入っていたので、本編を観る前から印象に残っていた記憶があります。
ソフトなイメージのロジャー・ムーアの007からこのシリーズにハマったので、ダルトンの写真を初めて見た時は、ムーアとイメージが違い過ぎることに不安を感じたような気もするんですが、実際に観ると初っ端からカッコよくて、全てのシーンがカッコよくてシビれましたね!!!(≧▽≦)
JAMES BOND WILL RETURN―