『ターミネーター/ニュー・フェイト』 TERMINATOR DARK FATE 公開中
本国での興行成績がかなり厳しく
本作でいよいよTerminateとなりそうな『ターミネーター』シリーズ。
そこらへんのアクション映画よりはよっぽど面白いんですが、
『ターミネーター』シリーズとなるとハードル上がるし、
特に今回は“キャメロンが復帰した『2』の正当な続編”と謳ったもんやから尚更‥。
序盤のアクションは盛り上がる
ボクも正直、全般的に見ると、どっちかというと期待外れではあったんですが、
ここまできたら、ターミネーターの刺客を現代に送り込む同じパターンをw
永遠に見たい気もするのでww 本作にはひと踏ん張りしてほしいところです!
本作が興行的に失敗したのは、若い世代を取り込めなかったからなんじゃないか?と想像してます。
ボクみたいにジェームズ・キャメロン監督の『2』をリアルタイムで楽しんだ世代は
サラ・コナーの復活で最高に盛り上がれますが、
『2』に思い入れがない世代からしたら、ただの強いバアさんなのかもしれません;^^
だから 結果論にはなってしまいますが、
新たに登場した魅力的なヒロイン二人を大々的にフューチャーしてプロモーションをやった方がよかったと思いますね。
公開中なんやから、今からでもやってほしいくらいです。
まずはマッケンジー・デイヴィスが演じたグレース。
予告ではターミネーターにしか見えませんでしたが、
薬を必要としたり、妙に弱っちいところがあるなと思ったら―
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/terminator/
改造された‘スーパー・ソルジャー’ということで、人間と分かってからは納得^^
この設定が本シリーズにおいては新鮮に感じられたので、
やってることは基本同じでもw本作なりの新鮮味もあったと思います
このグレースのキャラ設定をキャメロン自身が考案したのかどうかは知りませんが、
このキャラクターこそが、サラ以上に意味があったといっても過言じゃないと思います。
そういう意味で外せないのは、もちろん もう一人のニューヒロイン ダニーです。
今回は彼女が未来からの刺客に狙われるんですが、
労働者階級のいたって普通の女性というところがまずポイント。
同じ工場で働く弟が、機械の導入のために解雇の通告を受ける展開も上手いですね。
本シリーズは正に【人間vs機械】の物語だからです。
冒頭から現代のSNS事情が描かれて、監視カメラが至るところにある現実や
ドローン兵器の恐ろしさ、もちろん AI技術の発展にまで目配せをしているところは上手いです。
ダニーを演じたナタリア・レイエスが好みのタイプやったから凄くよかったです(#^.^#)
ボクは女性が女性を守る設定が気に入りました!!
この組み合わせこそが新機軸やと思います。
長身のデイヴィスに対して、レイエスが小柄なのも
守る側と守られる側の、絵面的にいい対比になっていました。
地味なシーンですが、ボクはここが印象に残っています。
なんか、現実に分断されている今の世界を感じさせられたからです。
サラにはヒーロー的なカッコよさがありましたが、
このグレースにはそれが全くない。それが逆によかった!!
そして、そのヒーロー的な役目を、ダニーが徐々に担っていくのも、
お約束ではありますが、燃えるポイントです
ここのサラの言葉が最高やったな!!!
若手を立てながらも、締めるところは締める(!!) それこそが素晴らしい!!!
やっぱり、サラ・コナー1人が大活躍するかのような宣伝は勿体ないなぁ~;^^
本作は若い女性にこそ観て欲しい魅力があるのに
アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンは久々の共演を喜びながらも、
きっちりと新世代にバトンを渡して、エールを送ってるんですよね!!
それは本編を観ないと分からない。
こういう有名なシリーズに出ると、ステレオタイプな役が回ってきがちですが、
ナタリア・レイエスとマッケンジー・デイヴィスには、これからの出演作を吟味して
躍進して欲しいです!!
観終わってから見ると↑なかなか胸アツなフォーショットやわ(≧▽≦)
Terminator: Dark Fate@Terminator
Cheers to all the bad@$$ women out there! 👊 https://t.co/CFtU3CwFE5 https://t.co/U7OCdbTpiI
2020年01月19日 02:16