『JAWS』 ブログ➀
映画ファンの誰しもが、映画を好きになるきっかけになった作品があると思うんですが、
ボクにとっては『ジョーズ』がそんな一本です。
公開当時小学校二年生。 今では考えられませんが、当時はR指定みたいなのが無かったのか
家族四人で観に行ったのを 昨日のことのように覚えています。
それだけ この作品が衝撃的やったということです。子供心に(^^ゞ
近年『ロスト・バケーション』や『MEG ザ・モンスター』のようなサメ映画の良作が出てきていますが、
傑作『ディープ・ブルー』を含めても、『ジョーズ』を超える作品は出てきていません。
すでに四十年以上経って、今さらサメ映画のパイオニアを超えるものは出てこないでしょうから
【サメ映画永遠の金字塔】と呼んで間違いないでしょう。
思い入れが強過ぎるゆえに、なかなか書けない映画ブログってあるんですが、
この年になると先が見えてくるのでw そんな映画のブログもそろそろ書いていこうかと思っています。
昨年の『MEG~』でまたサメ映画モチベが上がったので、
このタイミングで本作を振り返りたいと思います。
細かく振り返ります。多分(笑)
『ジョーズ』といえば、なんといっても ジョン・ウィリアムズのテーマ曲♫
『スター・ウォーズ』もそうですが、ウィリアムズのスコアがあるからこそ 名作になったとも言えます。
冒頭から 動きのあるカメラワークが素晴らしいです!
撮影監督のビル・バトラーはミュージカルの名作『グリース』も撮ってる人ですね。さすがです。
この、夜明け時か夕暮れ時みたいな、撮影している時間帯も絶妙。
ここが真っ昼間やったら 不穏な空気を醸し出せなかったはず。
この、水中から撮ったショットの明るさ加減というか、暗さ加減もちょうどいい。
この クリッシーを演じたスーザン・バックリニーの迫真の演技が素晴らしいんですが、
この女優さんは 水中撮影のスタントウーマンもこなすそうなので納得!
この時点で早くも、海を見るだけで恐怖を感じてしまいます。
舞台になるアミティの警察署長ブロディが主役で、このブロディが良き家庭人でもあるというキャラクター設定は、家族を描くのが上手いスピルバーグらしいところかな。
受話器を取り間違える、一見意味のないシーンもいい^^
演じるロイ・シャイダーは十年以上前にすでに亡くなっている(享年75歳)のが
なんか寂しいです。
ブロディが犯罪の多いニューヨークから、平和な港町に越してきていたという設定も効いています。
しかも迎えた初めての夏。
この 死体の見せ方がけっこうエグイのもスピルバーグらしいところ。
撮影時はまだ二十代の駆け出しやったのに、
今観ると、すでにスピルバーグらしいところが随所にあるのが流石です。
“SHARK ATTACK”っていうサメ映画もあったような?^^
続きます―🖊