『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』公開中
【怪獣映画】としては間違いなく楽しめる本作ですが、
観た後は(賛否分かれるんちゃうか?)と思いました。
怪獣映画に慣れ親しんできた日本人には概ね好評のようですが、
サイトによっては賛否が拮抗してますね。
先のブログで書いたように、ボクは“賛”の方ですが、
今回は敢えて“否”の部分も含めて 感想を書いておきたいと思います。
だから【ネタバレ注意】です
〈モンスターバースシリーズ〉でお馴染みの、怪獣の研究・調査を行う国際機関“モナーク/MONARCH”
が本作では大活躍?!しますが、
そこの古生物学者エマ・ラッセル博士のキャラクターがなかなかブッ飛んでまして;^^
このキャラクターを許容できるかどうかが 本作の賛否の分かれ目になる場合もあると思います。
ボクは観ながら(滅茶苦茶やな‥)と思いながらもw
演じるのが 演技派のヴェラ・ファーミガやったから 妙な説得力があるのも否定できず(^^ゞ
なんとかセーフって感じでした(笑)
その娘マディソンは、母親に傾倒している設定なので、言ってしまえば‘滅茶苦茶な母娘’なんですがww
このマディソンがまだまともなので(笑) なんとか破綻せずに済んだのかもしれません(^^ゞ
演じたミリー・ボビー・ブラウンは知らなかったんですが、難しい役どころをしっかりと演じていました。
吹き替え版を演じた芦田愛菜ちゃんも上手かったですね♫
愛菜ちゃんは『パシフィック・リム』に出演していたから、怪獣モノに縁があるのかもしれません^^
エマと別れていた 動物学者のマークを演じるのはカイル・チャンドラー。
この人は『スーパーエイト』が素晴らしかったし、なんといっても ピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』が印象深いから、なかなか心憎いキャスティングやと思います。
この家族に振り回される本作ですが(笑)
怪獣たちが地球規模で暴れ回る展開やからこそ、人間の方のキャラクターを絞ったのは正解。
それによって、怪獣同士のバトルによる二次災害的な描写はいい意味で割愛しています。
だって、崩れるビルから人が降ってきたら嫌でしょ?w
本作はこれほどの、ある意味 災害を描きながら、人が死ぬ場面がほとんどない印象なのも
【怪獣映画】としては正しいところです^^
ただし、マディソンを怪獣同士のバトルの真っ只中に放り込むことによって、
自分たちが住んでいる街中で巨大な怪獣たちが暴れたらどうなるか?
その恐ろしさはキッチリ描写できていたのはよかったですね!
『エイリアン3』などが印象深いチャールズ・ダンスの登場がイイ感じやったんですが、
意外に雑魚キャラでしたね(小声)ww
肝心な渡辺謙さんを後回しにしてしまいましたが(^^ゞ
謙さん演じる芹沢博士は前作以上の大活躍で、
滅茶苦茶な母娘の暴走をも広い心で見つめているような芹沢博士の存在感が、
本作のストーリーを破綻寸前でw救っていたような気がします。
マイケル・ドハティ監督のゴジラ愛はヒシヒシと感じただけに、
芹沢博士のクライマックスの描き方には観終わった後、残念な思いもありました。
決して悪くはないんですが。
ドハティ監督はスペクタクルシーンの見せ方が非常に上手くて、
ココなんかは ミニチュアっぽく見えたのもよかったですね^^
女優のビジュアル面を担ったのはwチャン・ツィイーでした(^.^)
見覚えのある顔やったから、途中まで日本人の女優さんと勘違いしてました(笑)
最初は違和感あった田中圭さんの吹き替え(マーク役)も意外にハマってたし、
木村佳乃さん(エマ役)はさすがでしたね。
真剣に追うほどのストーリーじゃなかったので←
結果的には吹き替え版でよかったです。 怪獣のバトルに集中できたしね^^
今回は敢えてストーリーについて書きました(とはいっても抽象的にw)が
そもそも【怪獣映画】のストーリーにツッコミを入れること自体が野暮なのでw
極論言えば、怪獣たちさえ暴れ回ってくれたら ストーリーなんて何でもいいんですよww
そういう観点で捉えたら、あくまでも‘怪獣たちを地球規模で暴れさせる’ということを主軸に脚本も書いたドハティ監督のアプローチは間違いなく【怪獣映画】の作り手として正解です🎬👍
【怪獣映画】としていかに正しいかを確認するには
デカいスクリーンで観るしかありません
日本が生んだ【怪獣王】ゴジラにシビれたければ映画館へ!!!