『007 美しき獲物たち』 A VIEW TO A KILL (1985) ブログ⑥/6
間が空いてしまいましたが(^^ゞ いよいよクライマックス―!!
本作のビジュアルで印象的なのは、なんといってもゾーリンの飛行船です!
右腕のメイデイまでも虫ケラ同然のように見殺しにするゾーリンはホンマの悪党!!
ボンド映画の悪玉はこれくらいでないと!
ここでメイデイが「キャ~ッ!!」と言うところは、初めて観た時はズッコけそうになりましたがww(^^ゞ
今では ここも なんか 好きですね^^
ここが親子っぽく見えるところが今観ると不気味。
ボンド映画、特にこの頃の007は一見単純な娯楽作やねんけど、
けっこう細かい演出も随所に見られるのがたまらなかったりします^^
本作がボンド映画を監督する三作目になったジョン・グレン監督に
いい意味で余裕が生まれたのが そういう面白さにつながってると思うんですが、
そのグレン監督の演出力が最高に開花したのは、本作の次の『リビング・デイライツ』やと思いますね!
最初に観た時は、久しぶりの最強の右腕やったメイデイが あっさりボンドに寝返る展開にガッカリしましたが、こういう展開もまた ボンド映画らしいとも言えますね^^
ここらへんのスタントはさすがですね! こういう臨場感こそボンド映画の真骨頂!!
ここらへんの映像も素晴らしい!
ここで ゾーリン自らが、危険極まりない場所でありながら
ボンドと決着をつけるために飛行船から出てくるところが好きですね!
クリストファー・ウォーケンの身のこなしも軽い!
実際の映像とセット、そしてスタントマンの活躍と特殊効果が絶妙に組み合わされた
ボンド映画らしいクライマックスのアクションで盛り上がります!
ここらへんはCGでは出せない味ですね~^^
自分の‘死’を悟った瞬間 思わず笑ってしまうゾーリンは 最期の瞬間まで狂気じみていて最高!!!
いいですね^^
ロイス・マクスウェル演じるマネーペニーは これで本当に最後。
ただのラジコンに見えますがw
ここもお約束ですね(笑)
触角みたいなのが付いてる、こういう細かい遊び心もさすがです^^
歳の差があり過ぎてw ボンドとボンドガールのラブストーリーの要素がなかったのは残念な気がしないでもないですが、ボンド役者の年齢に見合った設定にしたのが上手いとも言えますね。
それに グレン監督のボンドガールの描き方は女性に対するリスペクトがちゃんとあるし、
女性には軽いボンドのイメージを、いい具合に払拭してくれたような気がします。
サンフランシスコの市長が協力してくれたことが、このテロップでも分かりますね^^
ボンド役者を引退しても、ずっとジェームズ・ボンドであり続けてくれたロジャー・ムーアは
今でも、これからも ボクらに夢を与え続けてくれるはずです―(▰˘◡˘▰)