傑作ホラー『エスター』は究極の〇〇映画!!! | 【映画とアイドル】

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ORPHAN (2009)

 

 

 

原題の‘ORPHAN’は‘孤児’という意味。

 

三人目の子供を死産で亡くした夫婦が養子にとった9歳の孤児エスターの奇怪な行動から起こるサスペンスは、どうしたって『オーメン』に代表される‘子供が災いの元凶になるホラー’の典型のように見えて、実際 終盤までそんな雰囲気も漂わせながら物語は進んでいきますが、

このキャッチコピーのように

“この娘、どこかが変だ。”っていう感じになってくる。

 

クライマックスで明かされるエスターの正体に正に驚愕する本作。

全く予想もしないオチに心底驚きました!!!!

 

最初観た時は、(この話考えたヤツ天才やな!!!)って思ったもんです。

気になりながらも映画館には行かずじまいやった自分を恨みましたよ。

 

本作はその卓抜したアイデアで、ホラー映画史に残る傑作となったのです!!

 

 

 

 

オチを分かった上で観たら面白さ半減かな? と思いつつ、

観れば分かるように、本作は真冬に観たくなる映画なので、

春になる前に観ておきたいと思って久しぶりに観ました。

 

 

 

 

 

去年、低予算の作品ながらスマッシュヒットとなった『ロスト・バケーション』でも

定評のあるサスペンス演出を見せつけたジャウム・コレット=セラ監督の最高傑作やと思いますね!!

 

 

 

 

 

冒頭から異様な緊迫感がみなぎり、エスターが本性を垣間見せ始めてからは緊張の糸は張りっ放し!!!

その糸がプッツンと切れてしまうほど?! あまりにも恐ろしいエスターの正体!!!

 

 

 

 

 

 

観終わった後、(これはホラー映画じゃなくて〇〇映画や!!)と思いましたが、

その○○を言うとネタバレになるから言わんときましょう。

 

公開からすでに七年以上経ってるから、普通にネタバレ書いても問題ないでしょうが、

まだ観てない方がこのブログを読んでくれるかもしれないと思うと書けないw

 

未見の方には、やはり まずはネタを知らずに観てもらって 驚いてほしいですからね^^

 

 

 

 

それにしても、このストーリーを考えた人はホンマ天才というか、異常なのかもしれない(笑)

原案に名前が載ってる人は本作しか映画の経歴がないみたいやから、一世一代のアイデアやったんかな。

そのアイデアを活かした脚本も見事!!

 

 

 

ヴェラ・ファーミガ演じる母親を元アルコール依存症という設定にすることで、エスターが正体を隠しやすくなる展開への持って行き方が上手い。

 

 

父親を演じたピーター・サースガードも決して聖人ではないし、ピーターはこういう役が似合う。

十年も前の浮気を嫁さんに責められてる設定もリアルw 女は根に持つからww

地味やけど、演技力が高いピーターとヴェラ演じる夫婦を丹念に描いてるから

そこにエスターが絡むことによって生まれるサスペンスが活きてくる!

イザベル・ファーマンの子役とは思えない 凄まじい演技はもはやアカデミー賞級!!!

 

 

『エクソシスト』で 当時はまだ子役やったリンダ・ブレアがアカデミー賞にノミネートされたことを思うと、本作のイザベルもノミネートされてほしかったな!

悪魔に憑りつかれたリンダより、自らが悪魔のような?キャラクターを演じきった

イザベルのほうが凄まじい演技!!!!

 

大人っぽい顔立ちなので、子役からの脱却も難なく乗り切れそうです。

 

 

 

 

 

妹役のアリアーナ・エンジニアちゃんも上手いと思ったら、

本当に難聴の子だそうで、リアルな演技でイザベラと渡り合います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホラー映画のような怪しい雰囲気から サスペンススリラーの様相を呈してくるクライマックスまで、

セラ監督は丹念な描写で恐怖をジワジワとあぶり出します。

 

残酷描写は控え目なので、ホラー映画やからと敬遠している方にも観ていただきたい傑作です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんまりにもアレなんで( ;゚─゚)   ワザとボカしておきますね(^_^;)