DARK CITY (1998)
本作はジェニファー・コネリー目当てで映画館に行きましたが、
独特の映像と世界観で印象に残っていました。
タイトル通り‘暗い’映像が多いので、頭がクリアな時に観ることをお勧めします(^^ゞ
アレックス・プロヤス監督といえばウィル・スミスの『アイ、ロボット』が一番メジャーかと思いますが、
賛否呼んだ『ノウイング』がボクはわりと好きでしたね。
本作もSF映画としての‘設定の’面白さがあります。
ヒロイン役にあたるジェニファー・コネリーは暗い世界観の中でも その美しさが際立ちます。
80年代は日本でもアイドル的な人気を博しましたが、可愛らしいのにしっとりしてる感じもあるから
正に映画女優ですね!
今となってはアカデミー賞もとった演技派なんやから大したもんです。
娼婦役で登場するメリッサ・ジョージは本作の後もコンスタントに映画に出てて、
約二十年経った今でも活躍してるから、体を張った甲斐がありましたね^^
お顔も体もキレイな女優さんです!
本作はSF映画でありながら、その舞台造形は1940年代あたりなので、
フィルムノワール的な味わいがあるのもいいところです。
CGも使用されていますが、大掛かりなセットやミニチュアも多用されてるのが見所!
50にも及ぶセットを作ったそうです!
今ならCGで表現される‘街が動く’シーンも、『インセプション』や『ドクター・ストレンジ』と違って
ミニチュアでやってくれてるところに監督のこだわりを感じます!
セットの効果もあって、雰囲気のある こだわった映像を終始楽しむことができます。
CGを全面的に使わずに これだけの世界観を構築したのは今観るとなおさら凄さが実感できます!
ルーファス・シーウェル演じる主人公と同じく
観客もまるで迷宮に迷い込んだような感覚に陥ることになります。
『エルム街の悪夢』みたいなシーンにはニヤリ^^
本作もある種の‘悪夢’みたいなものですからね。
ザックリ言うなら【侵略SF】で、そのプロット自体に新鮮さはないんですが、
映像表現が独特なので、ストーリーはもろにSFなのに、違うジャンルの作品のような味わいがあるのが面白いところです。
しかし ボクにとっては なんといっても
ジェニファー・コネリーの美しさを愛でるための作品かもしれません(*゚.゚)ゞ
【この先かなりのネタバレ画像あります】
まぁ、二十年近く前の作品やから今さらネタバレ云々もないですが(笑)
この↗ 街が宇宙空間に浮いてるイメージが、
押井守監督の名作『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』を彷彿とさせて(おっ!!)となりましたね!
押井監督は先日‘アニメのアカデミー賞’と言われるアメリカのアニー賞で
長年の功績を称えられるウィンザー・マッケイ賞を授与されてましたね。
今年は彼の『攻殻機動隊』のハリウッド実写版も公開されてるので、あらためて注目の方ですね!
闇を晴らすのは、いつだって女性の美しさなのです!?^^