『リーピング』における【十の災い】は現代への警鐘か?! | 【映画とアイドル】

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本作のスティーヴン・ホプキンス監督(上の写真右)の新作が来週からアメリカで公開されるとのことで、

 

本作を久しぶりに観ましたCD

音沙汰なかった好きな監督さんの新作の報を聞くと嬉しくなります。

 

ホプキンス監督はTVシリーズの『24』が一番有名かと思いますが、ボクは『プレデター2』や『ロスト・イン・スペース』が好きでした。

 

『エルム街の悪夢5』で頭角を現しましたが、本来ホラーのイメージはなかったのに

本作は素晴らしいホラー映画に仕上がっています!

 

ジョエル・シルバーとロバート・ゼメキスが立ち上げたダークキャッスル・エンターテイメントの製作で、

 

このテのホラーとしては多額な4000万ドルの製作費をかけているだけあって、

ビジュアルの完成度が高い!

 

特に序盤に出てくる【血の川】のビジュアルは今観ても驚くほどリアル!!

 

 

 




 

どうやって撮影したのかいまだに気になります;^^

 

 

≪十の災い≫とは出エジプト記に記載されているそうで、出エジプト記は旧約聖書の二番目の書にあたるそうです(ウィキペディアより)。

 

 

 

聖書の記述を基にしたホラーといえば『オーメン』ですが、

 

本作は特に後半において、その『オーメン』を彷彿とさせるような演出がなされているのもポイントです。

 

災いを引き起こしているとされる少女を演じるアナソフィア・ロブちゃんは『チャーリーとチョコレート工場』が一番有名ですが、

 

『ソウルサーファー』や『テラビシアにかける橋』がとても良かったです。

もともと大人っぽい顔立ちなので、大人の女優さんに順調にキャリアアップしてくれるんじゃないかと期待しています。

 


 

 

 

 

 


 

 

 

 


 

公開当時はオスカー女優である主演のヒラリー・スワンクとロブちゃんばかりが目立ってましたが、

 

 

 

 

 




 

ヒラリーの相棒役のイドリス・エルバは今では次のボンド候補にも噂されるほどの

第一線の俳優さんになりましたね!

こういう俳優さんが脇を固めてくれると作品が締まります!

 

 

先に書いたように、本作は≪十の災い≫のビジュアルが迫力タップリで、

 

 

終盤の【イナゴの大群】はCGと分かっててもゾワッとして、本物も使ってるので要注意です↓w

 

 


 

 




 

 



(日本では‘イナゴ少女’というキャッチコピーが使われてましたね ^^ゞ)

 

 



 

 


 

 

 

 

 

本作はビジュアルだけではなく、ストーリーも非常に面白くて、

過去をきっかけに無神論者になった主人公が

科学では解明できない怪奇現象と対峙していかざるを得なくなる展開がスリリング。

科学が全てと思ってる主人公が、科学を超越したものと出会う展開はボクのフェイバリット・ムービーの

ひとつでもある名作『コンタクト』を彷彿とさせるところも、本作を好きな理由です。






 


 




 

 

 

最初に観た時はクライマックの鮮やかなドンデン返しが見事だと思いましたが、

本作がホラー映画として真に優れているのは、ドンデン返しが二段構えになっていて、

なんともいえない後味が残ること…。

 

映画がエンドタイトルを迎えても残る不安と恐怖…。

 

 

 

 


 

この、ある種の終末観は、今現在の方がもっとしっくりきてしまうことに、また 恐ろしさを感じました。