CLOVERFIELD (2008)
ボクはモキュメンタリー映画が苦手なので、本作も映画館で観てガッカリしたんですが、
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』で苦手意識が出たモキュメンタリーが、
本作で決定的に嫌いになった記憶があります。
しかし―
愛しのwメアリー・エリザベス・ウィンステッドちゃんの新作が
同じく JJ・エイブラムス製作の【10 CLOVERFIELD LANE】と、
本作と関連性のあるようなタイトルと知ったら、
苦手な作品でも復習せねばならないでしょうww
ということで、急きょwDVDをゲット
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で未曾有の成功を収めつつあるJJ・エイブラムスが製作した作品ですから、実は観返してみたい気持ちもあったので、ちょうどタイミングがよかったです^^
しかし、『スター・ウォーズ』を公開しているタイミングで 秘密裏に?製作していた作品の予告を突如公開するとは、この人はマーケティングにも長けた映画人ですね!
彼の“怪獣愛”も感じられる本作はしかし、日本の怪獣映画とは違い、
モキュメンタリーという手法を使っていることでも分かる通り、徹底的にリアル!!
『ゴジラ』でいうと1作目のイメージでしょうか。
『死霊のはらわた』リメイク版のジェシカ・ルーカスが出てたって全く覚えてなかったけど;^^
この人は美人でセクシーやから、彼女のおかげで苦手なモキュメンタリー映像もガマンできたかも(笑)
パーティーの真っ最中に パニックに巻き込まれるから、
セクシーなパーティー衣装のまま物語が進行するのがいい(*^.^*)
公開前の予告でセンセーションを巻き起こした、
自由の女神の頭が吹っ飛んでくるビジュアルは迫力あり!!
同時多発テロを彷彿とさせる 崩壊したビルの粉塵が迫って来るシーンもリアル!!
ハリウッド映画としては低予算の2500万ドルの製作費ながら、
かなり迫力のある映像を楽しむことができます。
プロデューサーのお金の使い方が上手いってコトですね!w
橋を渡ってる時に襲撃されるのもお約束ですね!^^
軍隊が未知の生物と‘戦ってる’感もよく出てます!
『GODZZILLA』でベビーゴジラが出てきた時はシラけたけど、
本作のちっちゃいヤツは、展開に緊張感を維持させることに貢献。
この、暗視カメラで見えるシーンなんかホンマに怖い!!
噛まれたら感染性があるという設定で、ゾンビものやSFものの雰囲気も出しているのもいい。
もう8年経ってるとはいえ、ホンマに記憶にないシーンばかりでw
(オレは映画館で寝てたんやろか?)って思ってしまいましたww(^^ゞ
主人公がビルに取り残された彼女を助けに行くシーンも覚えてなかったけど;^^
ここもなかなかの迫力!
助け出したと思ったら、遠目に怪獣が見えるとこなんかホンマに怖い。
傾いたビルの屋上にいるだけで怖いのに、
そこから、近づいてくる怪獣が見えるから尚恐ろしい!!
本作はこういう俯瞰的なシーンの描写が上手いから迫力がある。この映像のクオリティーなら、
モキュメンタリーという手法を使わなくてもリアルな恐怖感が出せたと個人的には思います。
このシーンもSF映画っぽい匂いがしていい。
自分たちが暮らしていた街で怪獣が暴れまわるのを直視する恐怖。
マンハッタンは怪獣が似合いますね^^
モキュメンタリーの手ブレする映像がどうしても苦手なボクにとっては、
大きなスクリーンより、DVDでの鑑賞の方が、結果的には合ってたようです^^
ビデオカメラの映像やから、TVのモニターの方が臨場感が増すという効果もあったかも。
モキュメンタリー嫌いなボクでも今回楽しめたのは、
エイブラムスやマット・リーヴス監督が‘映画ヲタク’として本作を楽しんで撮っている感じが伝わってきたからやと思います。
エイブラムスは自分が好きなものを新たな形にするのが本当に上手い。
本作との関連性は不明ですが、
【10 CLOVERFIELD LANE】が本当に楽しみになりました!!
いつ何が起こるか分からない世の中やから、
日々の幸せは大切にしたい。
そう思わせる恐怖が本作にはありました。