THE HILLS HAVE EYES (2006)
本作のオリジナルはホラー映画ファンなら御存知。
今年の8月に亡くなられたホラーの巨匠ウェス・クレイヴン監督作で、邦題は『サランドラ』。
しかし、この『サランドラ』はテキトーな邦題でしてww
7年オチで公開された80年代はスプラッター・ブームの真っただ中!!
おそらく『サンゲリア』や『サスペリア』みたいなキャッチーな?響きを狙っただけと思われます(笑)
もう30年以上前のパンフやから載せていいよね?w
《ジョギリショック》なる かなりエエ加減な宣伝文句に―
バンボロの27州を上回るww 《全米38州で上映禁止》の文言にも、観る前は胸躍りましたが(笑)
全然怖くないというねwwww(爆)
映画評論家の秋本鉄次さんが それを正直にパンフのコラムに書いてらっしゃるのが笑える
まぁ、大らかな時代でしたかね^^
しかし、『ピラニア3D』で阿鼻叫喚の地獄絵図を見せてくれたアレクサンドル・アジャ監督による
このリメイク版はヤバいですよ!!!;^^
自作のオリジナリティーにはこだわらず、若い才能に新しいものを引き出させた
クレイヴン監督さすがです! その甲斐もあってか、
オリジナルとは別物と見まがうばかりの(笑)面白さ!!
ボクはレンタルしないので知りませんでしたが、ネットで本作の情報を調べてみたら、
あのTUTAYAが取り扱いを自粛してたとかなんとか…。
今回は買ったDVDで二回目の鑑賞やったんですが、
初見ではドキドキしてあまり見えなかった部分までよく見えて、違う意味でも楽しめました
アジャ監督らしいゴア描写はありますが、R-18指定にするほどのものでもない気がします。
むしろR-15やった『ピラニア3D』をR-18にすべきやったといまだに思いますね(^^ゞ
実は最近『グリーン・インフェルノ』を観たから本作を観たくなったんですが、
‘人喰い’のシーンは少ないですね。 もっと あったような気がしてましたw^^
本作のキモは終盤
嫁さんを殺され、まだ赤ちゃんの娘を食用にさらわれた父親が
その娘を奪還しに、サランドラたちの(笑)住処に自ら向かうところから異様に盛り上がっていきます
車に掲げてた国旗を頭に刺されてしまってるのが強烈にシニカル!!!
ww
銃を持つことすら嫌っていて、国旗を頭に刺された元保安官のお義父さまwwからバカにされてた?!娘婿が 我が娘のために、へっぴり腰ながらも;^^果敢に戦う姿に燃えること必至
この 刃先を鋭い方にクルッと
変えるシーンなんか最高!!
襲撃してくる側が、核実験による被害者でもあるという描写はあるものの、
そのテーマ性を掘り下げるなんて野暮なことはせず、
それを‘怪物’を生み出す理由にしてるだけに留めたようなアプローチは正解
先に書いたように、本作の盛り上がるところは
娘を助けるために父親が覚醒?!するところにあります
つまり、観方は簡単!!
要は―
殺るか?!!
殺られるか?!!
ただ それだけ!!!
クレイヴン監督の意志は、確実に 新しい才能に引き継がれています('-^ )/