【007 SKYFALL日記⑧】
単身でも 敵の本丸に躊躇なく飛び込むのがボンド流。
長崎の軍艦島は、遠目にですが実際に見たことがあったので、
それをイメージして作られた悪玉のアジトにはワクワクしましたね!
ボンドの悪役は、その住処や基地とかも大事!^^
脚本には常に最新の世界情勢を反映させるのがボンド映画。
ボンド映画を振り返ると、その時代の状況が分かるのが面白いです。
『カジノ・ロワイヤル』も『慰めの報酬』も、悪役は いい味は出していたものの、
その設定上‘大物感’はありませんでしたが、本作のシルヴァはまさに【悪玉】!!!
しかも、アカデミー賞俳優のハビエル・バルデムが演じるから正に大物です!!
登場シーンの長回しからインパクト大
Mへの復讐が最大の目的というのがかなり異色な悪玉キャラ。
もともとはMの部下でボンドと同じ立場だったというのは
『ゴールデンアイ』でショーン・ビーンが演じた悪玉を思い出します。
つまり、ガチで戦える悪玉ということです!
何故かゲ〇っぽい仕草を見せる演出は個人的には苦手ですが;^^
《ボンドの復活》も本作の大きなテーマ。
ここらへんのアクションもクレイグ=ボンドだからこそサマになるキレの鋭さ
けっこう オーソドックスな装備なのがwなんか よかったです^^
このシーンがまるで『羊たちの沈黙』みたいで、
007の悪役に欲しい‘化物感’が出てていいです。
ビジュアル的にもきっちり‘化物’なのもマル。
ボンド映画の悪役にはこういうケレン味があった方が楽しい^^
不敵な笑みもいちいち気持ち悪いというか、
どんな状況でも堂々としてるのもボンド映画の悪玉らしいところ!
Mへの復讐に燃えるシルヴァと
Mへの忠誠心で死の淵から復活したボンド―。
全く相対する二人でありながら、同じ穴のむじなに見えるところが面白いところか?
元は自分と同じ情報部員で、Mに忠誠心を持っていた敵だからこそ
思うところがあるであろうボンド。
ガチな戦いに突入しながら、ボンドのルーツに遡るクライマックスへと進んでいきます―