【ネタバレ含む】
アリオのMOVIX八尾で観て来ました!
レディースデーやったから、朝から けっこうお客さん入ってましたね!
10億円もらえるとなると、人間ってトチ狂っちゃうのか…?!
人間のクズを殺すんならイイよね? ということで、
警察の内部からも刺客が現れるから 収拾がつかなくなってくる。
しかも、未遂でも1億もらえることが分かって、事態の悪化に拍車がかかる―。
SPを演じた大沢たかおと松嶋菜々子がカッコイイ
松嶋菜々子が意外なほどショートカットが似合ってて、
今まで見た彼女の中では一番ストライクでした
二人とも相当 銃の扱いを訓練したと思われます。
だから、中盤の銃撃戦が見応えありましたね!
最初はいかにも生意気な若造で、ちょっとイラっとしたww
永山絢斗が演じた刑事が
ヤルときゃヤル男で(!) だんだん好感を持てるキャラになるのもいい
誰が裏切り者か? 移送チームのメンバーが疑心暗鬼になる展開で、
伊武雅刀みたいな個性派を配したのが効果的。
中盤はみんな怪しく見えてくるところがミソ。
藤原竜也演じる殺人犯は、クズというよりただの変態に見えるが、
最後まで異常な犯罪者の顔に徹した藤原は力演だったと思います。
しかし、なんといっても 今回は大沢たかおの熱演に尽きます
ボクらの年代からしたら、モデル時代のイメージも強いですが、
本当にいい役者さんになってたんですね!
SPぶりも申し分ナシ!!!
しかも、この銘苅の内面にまで肉薄していくクライマックスの展開が素晴らしくて、
サスペンスとしてだけではなくて、
主人公の心情的なドラマとして一本筋の通った映画になっているところが良かったです!!
懸賞金を出した 少女の祖父(山崎努)の気持ちに共感しながらも、
そのお金のために破滅していく人間を見ていくうちに、
金さえ積めば人を動かせると思っている、このジイさんもクズに見えてきました。
この作品のクズは少女を残忍に殺した男だけではなくて、
10億円に群がる人間たちもクズに見えてくることで、色々と考えさせられます。
強調はされてないけど、今の日本の社会状況を揶揄した部分も感じました。
邦画としては珍しい、スケール感もみどころ
スピーディーな展開で引き込まれること必至です!!
【屑】の楯になった二人が本来の目的地に到達できるのか―?
ボクはラストシーンで泣きそうになりました…。