『スパイダーマン』のMJ役で世界的に有名になったキルスティン・ダンストでしたが、
ここ数年は、アルコール依存症の施設に入ったりして、良い話題がありませんでした。
でも、ボクは『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の子役時代から彼女が大好きで、
『チアーズ!』なんか最高でしたね!!
未公開やった『クレイジー/ビューティフル』も良かったし、
『エリザベス・タウン』の演技なんか本当に素晴らしかった!!
彼女はジブリアニメ『魔女の宅急便』の英語版でキキを演じたから、
それ以来、キキの愛称で呼ばれてるんですよね^^
そんな彼女が見事(!)
カンヌ国際映画祭の主演女優賞を獲得したのが『メランコリア』
人類の終焉を暗示する物語は、世界ではなく、あくまでも個人の目線で展開されます。
ダンストの姉を演じたシャルロット・ゲンズブールは、昔 日本でもアイドル的な人気を博しました。
彼女の出演作を観たのは その頃以来でしたが、
素晴らしい大人の女優さんになっていて、見入ってしまいました。
【死が目前に迫っている】と悟った時、人間はどうするのでしょうか?
この作品においては、子役以外の男の存在は大した意味は成さず、
あくまでも姉妹の視点と、その考え方の違いに焦点を絞っているところが興味深かったです。
映画史上稀に見る作り込まれた映像美と、
手持ちカメラによるリアルな映像とのコントラストが独特の世界観を演出。
惑星メランコリアの美しい姿と、その存在感を常に示す‘音’を体感するだけでも
一見の価値はあったと思いました。
ダンストのファンなら おさえておくべき作品ですよ!!