前回の記事では、前半の倉田先生の講演の紹介で精一杯だったので、2つ目のおきなわ石の会事務局長、百瀬さんの講演をご紹介します。(記事内の画像は百瀬さんのPowerPointから引用させていただきました。)

まず「雲根志」って何?という感じですよね。
ということで、石について記録した本という意味になります。

江戸時代にペンネーム「木内石亭」という方がまとめた本だそうです。↓


そこで、クイズが入ります。
私は⑤番と答えたのですが、正解は記事の中ごろで。

続いてクイズ第2問!
「雲根志」の中で、「天狗の爪」という石が出てきますがその正体はなんでしょうか?
こちらは、正解をご紹介しますね。「サメの歯の化石なんです。

昔の人は、海から遠く離れた内陸で出てくるサメの歯の化石が、サメの歯だとは思わなかったようです。

また、このサメの歯の化石、木に刺さった状態で見つかることもあり、「天狗が木を登る時に刺さったに違いない。」と勘違いする原因になったようです。

ただ、「雲根志」をまとめた木内石亭さんは、「なんかサメの歯に似ているなー。」という感想を「雲根志」に残していたそうです。


クイズ3問目は、悪魔の足爪と呼ばれるこれは何?

正解は、「グリフェア」と呼ばれる牡蠣の仲間の化石でした。

石亭さんが書いた本は、「雲根志」以外にもあるそうです。

2000個の石についてまとめた木内石亭さんでもわからない石があったようで、「ナンダモンダの石」として記録されていたり、↓

こちらはひょうたん石。でき方や、石を構成している素材では無く、形で命名したものも多かったようです。

沖縄県の奥武山公園の中にもひょうたん石があるので、護国神社の周りを探してみてくださいとか、
ちなみにこの奥武山公園内のひょうたん石は、「ニービ」と言われる砂岩です。

雲根志にも紹介されていて、沖縄にもある「子宝岩」!
妊婦さんが、岩の上の方にある穴に石を投げて、上に入ると男の子、下に入ると女の子という占いに使っていたそうです。

などの「雲根志」の内容の紹介でした。


会員の方が持ってきてくれた、岩石標本に触れたり、

活発な質問や感想が飛び交って、とても充実したサイエンスミーティングとなりました。
前半のお話はこちら↓

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