先輩の先生からお誘いを受けて、
シンポジウムin沖縄・久米島「島しょからエネルギー環境教育を考える」に参加しました。
なんと!
海水温度差発電とは、海の表面と深いところの温度差を使って発電する方法で、排気ガスなどが出ないハイパークリーンな発電方法です。
前から、見たい、見たいと思っていたのですが、ようやく見に来ることができました。
表層海水の温度は約25度前後で、
海洋深層水の温度は、深度600mで約9度、
代替フロンを表層海水で温めてガスにして、タービンを回し、海洋深層水を使ってガスになった代替フロンを液体に戻します。
模型で説明されてたので動画でご覧下さい。
赤い液体はお湯で、表層海水の代わり、
青い液体は氷水で、海洋深層水の代わりです。
赤い液体のスパイラルで温められて、代替フロンが沸騰している様子が見れます。
青い液体のスパイラルでは、フロンが液体になって垂れていく様子が見れたでしょうか?
青い液体のスパイラルでは、フロンが液体になって垂れていく様子が見れたでしょうか?
1番上のタービンでは、沸騰してガスになった代替フロンが羽に当たってぐるぐる回ります。
海洋深層水は温度が5度ぐらい、上がるだけで、何も成分に変化がないのでそのまま、車エビの養殖や、ミネラルウォーター、化粧品などの生産に使われます。
本などにこの温度差発電がはじめて出てきたのは、ジュール・ベルヌの「海底2万マイル」だそうです。
というか、たった15度の温度差で発電できるなら、温泉とかの地熱発電ならもっと効率よく発電できそうだなぁ。と思ってしまいました。
この施設の凄いところは、動き出してしまえば、自分で作った電気で動き続けるので、燃料などのコストがかからないところです。
こんなにクリーンなエネルギーがあるって夢がありますね。
子ども達には、ぜひ一度見てもらいたい施設です。
模型などもあるので、小学校高学年からは、仕組みを理解できるのでは、と思います。
沖縄・久米島にお越しの際は、ぜひ、海水温度差発電実証施設の見学にお越し下さい。↓