【Leonessa Report 23-24】 第3節 vs 大宮 (2023.12.13) | Football is coming home

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2023.12.13 @ノエビアスタジアム神戸(観衆:806人)

 

【Photo】

 

【Result】

INAC Kobe Leonessa 1-1 Omiya Ardija Ventus

[I]A. Kuwahara('84)

[A]M. Sakaguchi('53)

 

【Line Up】

21 M. Funada

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3 M. Doko

5 S. Miyake

4 A. Takeshige

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2 M. Moriya

6 Y. Matsubara('68 20 A. Kuwahara)

13 H. Kitagawa

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7 M. Yamamoto('46 24 H. Aikawa)

16 S. Amano

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10 Y. Narumiya('58 11 M. Takase)

9 M. Tanaka

 

Sub : 18 M. Tokaji 、 30 A. Matsuki 、 19 M. Hayashi  、 17 C. Minowa

 

Manager : J. Ferron

 

【Comment】

救世主現る。


前節の長野でのアウェイゲームは、多くのチャンスを迎えながらも引き分けに終わり、会場確保の都合で順延になっていた第3節をこのタイミングで消化。かつてINACでプレーした選手が多く在籍する大宮アルディージャVENTUSとの一戦は、ミッドウィークに開催された。
果たして、この試合の存在を認知していた人はどれほどいただろうか。スタジアムに集結したのは、いわゆる「ニッチな層」だったと推測するが、平日のデーゲームという悪条件ながらも、ノエスタには800人ほどの観衆が集まった。これは、十分に立派な数字であると言ってよいのではないだろうか。


そんなひっそりと行われた試合は、おなじみの「3-3-2-2」の布陣でスタート。前節は負傷交代を余儀なくされた三宅史織の状態が心配されたものの、いつもどおり3バックの中央で先発出場し、守護神・山下杏也加が欠場した以外は、現時点のベストメンバーがピッチに送り込まれた。
試合は一進一退の攻防が続いた中で、阪口萌乃に「恩返し弾」を浴び、前節と同様に追いかける展開に。縦に仕掛ける積極的な姿勢を見せた北川ひかるのチャンスメイクが目立ったものの、どこかゴール前での迫力を欠いた印象で、なかなか相手ゴールを脅かすようなシーンを作り出すことができず。


打開を図るべくメンバーチェンジを行い、更には途中からシステムを「4-4-2」に変更して得点を目指した中で、ジョルディ・フェロン監督の策が実ったのは84分のこと。髙瀬愛実のシュートがクロスバーを直撃したリバウンドに、桑原藍がいち早く反応して頭でプッシュ。きれいにネットを揺らしたわけではなかったが、高卒1年目のルーキーがチームの窮地を救った。
これがWEリーグ初ゴールとなった桑原。試合後のインタビューで素直に「嬉しい」と語っていた初々しい姿が印象的だった。本来なら、勝てなかったことの悔しさも口にするシチュエーションではあったが…笑。


同点に追い付いてから畳み掛けるエネルギーは残されておらず、試合はドローで決着。両者ともに、勝てば首位浮上を果たせた中で、結果はまさに「痛み分け」となった。
1ポイントを積み上げたことにより、日テレ・東京ヴェルディベレーザと勝ち点で並んだものの、得失点差で下回るINACは現在2位。この日対戦したアルディージャや、開幕戦(【Leonessa Report 23-24】 第1節 vs 新潟 (2023.11.11) | Football is coming home (ameblo.jp))で苦しめられたアルビレックス新潟レディースが上位争いに顔を覗かせるなど、今季のWEリーグはここまで混戦状態だ。
この混戦から抜け出すために、勝利が欲しいのは言うまでもない。皇后杯の「兵庫ダービー」を経て、次節はセレッソ大阪ヤンマーレディースとの対戦を控えている。
これが年内最後のゲーム。気持ちよく2023年を締め括るべく、ホームで勝利を手にしたいものである。