2023年5月20日に撫養街道大麻・酒の陣が開催されました。会場は徳島県「鳴門鯛」の㈱本家松浦酒造場で、参加蔵元は福島県喜多方市の大和川酒造「弥右衛門」、兵庫県姫路市の灘菊酒造「灘菊」、福井県永平寺町の吉田酒造「白龍」、愛媛県新居浜市の近藤酒造「華姫桜」と徳島県徳島市の齋藤酒造場「御殿桜」、山口県山口市の新谷酒造 「わかむすめ」でした。日本酒ピンバッジ倶楽部が応援させていただいていた酒蔵が、白龍、灘菊、華姫桜と三蔵も参加されるイベントでしたので、ご挨拶にと伺いました。
当日は、大阪から徳島へバスと電車を乗り継ぎ会場に入り、灘菊の川石社長や白龍の吉田社長と立ち話をしていたところ、本家松浦酒造の三上社長様、新谷酒造の新谷杜氏から日本酒ピンバッジの依頼をいただきました。
私達、日本酒ピンバッジ倶楽部の活動が少しづつですが各蔵元さんの耳に入り、目に留まり評価を頂けているようで、蔵元さんの口コミでご依頼を頂けるようになってきたのは嬉しいかぎりです。
と、思っていたところに近藤酒造の近藤敬子杜氏から、以前のボトルタイプのピンバッジに加え新たにラベルタイプを造ってほしいとお声がけいただきました。以下、デザイン段階でのご要望のやりとりですが、二つ目という事もあり、いいピンバッジにしたいという近藤杜氏の意気込みが感じられます。
「さて、第二弾についてですが、お話しした花魁のラベルにしたいと思います。デザインが一面にでは「華姫桜」が見えない問題もあります。ラベルに似せつつ、華姫桜も入れることはできますか?」
「赤の方が『しずく媛』という愛媛の米なので、『赤』がいいです。それで、文字と枠はシルバーではなくゴールドでしたらどんな感じでしょうか?新居浜は祭の町なので、太鼓祭りはとにかく『金色』なのです。」
※「より酒造りに適した特性を持つ愛媛県独自の品種を」との声に応え、初めて酒米品種として育成したのが「しずく媛」です。旨味があり、やわらかい酒質が特徴です。
「デザイン案ですが、実際のラベルは左側が白地になっていて、必要な文言が記載されたスペースとなっております。ピンバッジデザインは、白地があったほうが私的にはしっくりするのですが…」
「白地部分ですが、ラベル記載は住所等の細かな文字なのですが、そこに黒字で『華姫桜』を入れたらどうでしょうか?」
「清酒 華媛桜 近藤酒造株式会社 となっておりますが、s清酒 はなひめさくら ではいかがでしょうか? なんと読むのかわからないといわれることがあるので。」
このようなご要望をできる限りデザインに反映し、ピンバッジができました。
「先ほど受け取りました!ありがとうございます。」
「大変気に入りました。ありがとうございます。華姫桜をひらがなにして良かったです。何度も御面倒をお掛けしましてお世話になりました。」
「2つのピンバッチを制作してもらう過程はとても楽しかったです。ありがとうございます。この素敵なピンバッチを見て、華姫桜に関心を持っていただける予感がいたします。早くお客様にピンバッチを見ていただきたいと思います。」
日本酒ピンバッジ倶楽部の活動が、こんなに喜んでいただけるなんて、私達もうれしいかぎりです。
今回できあがった「はなひめさくら しずく媛 赤雅」のピンバッジが多くの方々の胸に輝き、心に響くことを願っています。
出典、参考文献・HP
愛媛県酒造組合HP
近藤酒造HP
近藤杜氏mail 他