アルゼンチン39 対 27日本代表
日本代表が破れ、日本のラグビーワールドカップ2023フランス大会が終わりました。
比較的低い点でのデフィエンス勝負かなと思っていましたが、両チームで8トライを取り合う真向勝負のような感じになりました。
予想通りスクラムは安定するが、ラインアウトの不安定、ハイパント処理に後れを取り、本来エリアを取って攻撃に転じたいにもかかわらず相手ボールとなり、攻撃され失点につながるというパターンでした。
しかしながら、最初の失点の後にロックのアマト・ファカタヴァの個人技でのトライ、前半を日本14対15アルゼンチンと1点差で折り返すことができた齋藤直人のトライと攻撃力も見せてくれました。
レメキ ロマノ ラヴァのドロップゴールや、サインプレーからのジョネ・ナイカブラのトライなど見ていて楽しいゲームでしたが、では、なぜ負けたのでしょうか?
試合後のメディアは、最後の日本代表の奮戦に賞賛を送っていますが、ラグビー好きのこの髭親父は、負けは負け、どうしても何故?と考えてしまします。
かつての日本代表がテストマッチで善戦するも後半残り20分で体力が尽き、大差となり敗北するというパターンをまるで思い出したように、そこに敗因を挙げているメディアもありましたが、今回のチームは、世界のどのチームよりも練習した地獄の合宿を経てきた選手たちです。
イングランドにもサモアにもアルゼンチンにも体力負けしていたと思えません。
前の2戦のデータにもありましたが、日本代表のタックル回数が相手チームよりもはるかに多い、つまり、日本代表の司令塔のゲームメイク力が相手チームより劣っているのではと私は思うのです。
SO松田は、今回ゴールキックは素晴らしい結果を出しましたが、ゲーム中のキックはどうでしょうか、あとすこし短いパントであれば、もう少し深いタッチキックであればマイボールにできたのにというシーンはスクラムハーフの齋藤のパントも含め何度もありました。
かつての名SOである松尾雄二や平尾誠二をまじかに見ていたオールドファンは、テレビを見ながら、もし彼らだったらと思い出したのではと思うのです。せめて、4年前の田村だったら・・・と。
ファンとは勝手なもので、タラレバをつい考えてしまうのです。でも、親父個人としては、今回はフランスまで行き、初戦のチリ戦を見て帰ってきたので、日本大会のプール4試合と今回の初戦、スタジアムで見た試合の日本代表はすべて勝利を見せてくれたので、とても楽しいワールドカップでした。
次はオーストラリア、次はエコノミーでいきますか?
追記:開幕戦で観戦しましたが、フランス対NZで敗れたNZ選手の目に火がついていたので、ラグビーワールドカップ2023フランス大会の優勝は、NZであると親父は予言します。