日本酒ピンバッジを作るには、酒蔵さんとのご縁がとても大事だと考えています。今回は、一度その機会が福井の蔵元様からの紹介であり、進めかけていたのですが、先様のご都合で止まっていた酒蔵さんです。

 

 私達、日本酒ピンバッジ倶楽部の活動は、ご紹介いただいたり、ご興味を持っていただいた蔵元さんには、まず活動内容やピンバッジを作る方法などプレゼン資料をメールで送信しています。

 あくまで日本酒の蔵元さんの応援というスタンスを守りたく、こちらから押しつけがましくならないように注意し、お返事の督促などは控えるようにしています。

 もちろん、プレゼン資料をお読みいただき、蔵元さんの意にそぐわない場合は「スルーしていただいて結構です」とお伝えし、わざわざ、御断りの連絡を頂かなくても良いようにご案内させていただいています。

 

 資料をお読みくださり、充分にご納得いただいたうえで、お返事をいただいた蔵元さんとスタートするのですが、それでも、少人数で運営されている酒蔵さんなどは、日々お忙しく、私たちのことをお忘れになることもあると思います。途中で、しばらくご連絡のないところは、何か私たちの発信に失礼があったのではと危惧するのですが、それでも、応援する立場から、こちらから連絡はせず、唯々お待ちするのが良いと考えています。

 

 2023年5月20日に撫養街道大麻酒の陣に参加しました。

 日本酒ピンバッジ倶楽部が応援させていただき、ピンバッジを作られた白龍・吉田酒造さん、灘菊酒造さん、華姫桜・近藤酒造さんが参加されておられ、ご挨拶に伺ったのですが、当日、あらためて本家松浦酒造の三上康士社長様から、連絡をしなかったお詫びとご依頼をいただき、新しいロゴとこれまでのロゴを使った二種類のピンバッジが出来上がりました。

 

 徳島県鳴門市にある本家松浦酒造さんは、1804年(文化元年)二代目松浦直蔵由往により創業されました。

 1886年(文化元年)時の県令、酒井明氏と五代目松浦九平により、魚族の王、鯛の如く端麗優雅であるように、また特に鳴門海峡に産する鯛は激流を遡り肉質が締まり脂が乗って美味であることから「鳴門鯛」と命名されました。全量徳島県産米にこだわり、酵母は徳島県産酵母を多く使用し、歴史と伝統を大切にしながら、 鳴門鯛ならではの旨い酒を作り続けています。

 一つのピンバッジは、本家松浦酒造さんのロゴマークである鳴門の金文字と赤い鯛をそのままのデザインでピンバッジにしたもので、とても華やかで美しいものになりました。

 モデルのお酒である「鳴門鯛 大吟醸 褒」は、熟練の蔵人の技と感性が光る大吟醸で、酒造好適米 山田錦を48%まで丹念に磨き上げ、醪の状態で30日じっくりと長期低温発酵させています。 

 もう一つは、新しいい本家松浦酒造さんのロゴマークを冠した「純米大吟醸 巴」ボトルをピンバッジにしました。さらっとした果実感と、質の良い酒米が醸すキレが魅力、徳島県産米「あわいちば山田錦」を49%まで丹念にみがきあげ、じっくりと低温発酵したワンランク上の味わいを楽しめるお酒です。 

 

出典、参考文献・HP

本家松浦酒造HP

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』