2018年1月にこのブログにジオパークピンバッジを取り上げてから5年が経過しました。

 当時の記述では、「2017年9月現在、全国には日本ジオパークが43か所、そのうち世界ジオパーク加盟が8か所あります。」としていましたが、現在の日本ジオパークネットワークHPには、2022年5月現在の日本ジオパークが46地域、そのうち9地域がユネスコ世界ジオパークで、ジオパークを目指すところが10地域あると記載されています。

 伊豆半島がユネスコ世界ジオパークとなり、日本ジオパークも3地域増えているんですね。

 

 また、HPには、「ジオパークとは、地質・地形から地球の過去を知り、未来を考えて、活動する場所です。地質遺産から地球の過去を知ることで、未来を思い描いて考え、現在の私たちが未来に向けてどのように行動するかが見えてきます。」とあります。

 

 私自身も日本のジオパークを歩くことで、見えてくるものがたくさんあったと感じています。

 現在を生きている私たちの生活の元になるもの、経済・産業・農業・土木・建設・エネルギーなど全ての土台となっているのが日本列島の地質であり、また地震や火山爆発、土砂崩れ、津波、台風の災害の痕跡が未来の指針になっています。

 今を生きる人の生業に政治が大きく影響するように、雪国や山間部に住む住む人たちと、南の島嶼部や平野に住む人たちの作る農産物や家屋の違い、火山や地震の多い日本列島に住む人たちと、大陸の火山や地震の少ない地域の国々の人々との違いなどは、その地に住む人々の歴史や文化が、その土地の地形や地質に大きく影響されていることの結果だと思うのです。

 

 できるだけ多くの方が、ジオパークに興味を持たれ、日本列島をひいては地球に思いをいたしながら、生きていくことが、未来の人々にとって大いなる指針につながるのでは・・・。

 宗教や民族、経済などで争っている場合ではないと考えるきっかけになるのではと・・・。

 

 私はすっかりここ数年のコロナ禍の中、車で旅することが減りました。その間、世界では疫病蔓延や戦争がはじまり、国内では平和政策やエネルギー政策の転換などが起こり、心の晴れない日が続いています。

 それゆえに大好きな日本酒を飲み歩いているわけではないのですが・・・。

 今回、過去に旅先で出会ったジオパークを額装しながら、日本列島や地球の事に視野を広げ、少し大げさですが、人々がジオについて考えることが、平和につながるのではと、少し大げさなことを考える爺でした。ちゃんちゃん!

 

ジオパークピンバッジは22地域のものを確認しています。

1.三笠

2.白滝(2種類)

3.男鹿半島・大潟

4.鳥海山・飛島

5.栗駒山麓

6.磐梯山

7.佐渡

8.糸魚川ユネスコ世界ジオパーク(4種類)

9.苗場山麓

10.恐竜渓谷ふくい勝山(2種類)

11.浅間山北嶺

12.伊豆大島

13.箱根

14.山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク

15.室戸ユネスコ世界ジオパーク

16.土佐清水(ピンバッジはジオパーク構想)

17.島原半島ユネスコ世界ジオパーク

18.阿蘇ユネスコ世界ジオパーク

19.おおいた姫島

20.おおいた豊後大野(2種)

21.霧島

22.桜島・錦江湾

 

もし、このブログをご覧の皆さんで、他のジオパーク地域のピンバッジをご存じの方がいらっしゃれば、どうぞお知らせください。

何卒よろしく、お願いいたします。

 

出典、参考文献・HP

日本ジオパークネットワークHP

日本ジオパーク委員会HP

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