感謝祭という異国の風習に乗じてターキーを食べた。

丸焼き的な七面鳥を食べたのは初めてだったが、鶏に比べて脂肪分が少なく、表現は極端だがササミに近い食感と言える。ケンタッキーを食べるほどの自己嫌悪に苛まれる(万年ダイエット中であるため)ことなく美味い肉を食べられるという点でお奨めである。

蛇足だが、何故人に感謝する日に七面鳥を食すのか、など考える暇もなく七面鳥は残骸となった。どちらかというと謝意はヒトに対してよりは七面鳥に向けられたようである。
3連休を不毛に過ごすわけにはいかぬと紅葉狩りに出かけた。ブドウもついでに狩るかと山梨方面を目指し、昇仙峡という結論に至った。

昇仙峡までは大した渋滞にも遭わず順調だったが、着くや否や目にした駐車場待ちの長蛇の列は圧巻だった。紅葉→ブドウの順序を逆転し、まずはブドウを狩ることにした。

ブドウの木を生で見たのは恐らく初めてだった。藤棚のような構造になっていて、木の数は僅かだがいくつもの枝が棚の上を這うように伸びており、文字通り天を覆う。よく落下せぬと思うほど重量感のある実が四方八方に垂れ、客に狩られるのを待っている。「食べ放題で1人2000円だが、2000円分も一度に食べることはまず無理」という商売っ気のないおばさんの助言に従い、1人あたり2000円分、ブドウを厳選して狩った。その場で勢いに乗って食べたが、結局殆どが土産となった。

何とか駐車場を見つけて紅葉を目指した。仙娥滝という名所を目指し渓谷を歩くが、ちと紅葉を見るには早すぎたようであまり木々が色づいていない。ただ、靄がかかる渓谷の幻想は多分に魅惑的であった。

滝を越え、ロープウェーに乗り頂上の展望台を目指す。高度を上げると木々が色づき始め、あたかも季節の変遷を体感するようなひとときであった。ギリギリで前の便に乗れず、最も見渡しのよい最後尾の位置を確保したことも大きかった。物事は急いては損をするという典型といえよう。

甲府IC付近でほうとうを食べた。名物ながら美味かった。戦国の世に、味噌汁にほうとうを放り込んで煮ることで戦時食としたというルーツがあるそうだが、味噌ベースの汁が実に美味く即座にほうとうファンになってしまった。

家に帰って調べてみたらなんとぐるなびに載っていた。甲斐名物を「信州」という名の店で食す、これもまた乙なものと思うがいかがであろう。

http://r.gnavi.co.jp/n558400/
日米野球の日本代表のファン投票を以前に行ったが、その見返りであった巨人vs米国代表のチケットのプレゼントに当選した。日米野球のウオームアップとしか考えられないが、他に予定もないので観にいった。

今回の日米野球は、ファン投票で選ばれた選手が苦しい言い訳で続々と辞退し野村監督をボヤかせたことからもわかるように、非常に選手のレベルが低い。巨人でも同様の現象が起きており、いわゆるスター選手は悉く不在であり、いくらなんでも米国代表に勝てるはずがないメンバーであった。

それでも、最近はあまり聞かなくなった「巨人愛」を失っていない僕の応援が効いたか、阿部のホームランをはじめ、シーズン中には影を潜めていたそつのなさで7得点。さすがに勝ったかに見えた。

ところが9回に3点差を追いつかれ、9回で規定により引き分け。言葉を失うほどに寒い落ちがついた。

「野球の雰囲気が味わえて楽しかった」という同行者の感想は本音か建前か。とにかく、野球の雰囲気だけしか人を楽しませるものがないようでは、野球界の将来はあまりに暗い。