寿司 くり田 2024.7.8

ジョジョたん行きつけのカウンター町寿司

生前お世話になったので、愛媛宇和島吉田のオレンジジュースのプレゼント片手に亡くなった事を伝えに立ち寄る。

行かないとと思って、まごまごしていたら半年経ってしまいました。





報告したら、泣いてしまうかもー💦

「でも、泣いてもいいや!」と吹っ切れたから来たら、隣の席がハンガリーからの親子。



お店忙しいのか、ちょっと放置気味で、
刺しちょこの置く位置が遠かったり
寿司下駄を持ち上げて食べたりしてる…

僭越ながら、置く位置を改めさせて頂き
お寿司の成り立ちと作法を軽く話したり。

3人水だけの食事をしていた所に
日本酒をお勧めして会話は盛り上がる。

だってハンガリーには、偉大なワインの歴史があるじゃない。普段から彼らが飲まないわけがない!

日本酒は醸造酒だから、気負いなく飲んだ方が良い。ワインとの違いの醸造方法を伝えて、
店で1番人気のコップ酒を勧める。

禅修行の様な表情で、静かに使いにくい箸を使っていた彼らが、ピッツァ🍕の様に粋に指でお寿司を食べ、酒を入れて一気に3人ともパァーっと表情が和んだ。

それを観て、大将が
ゲソを焼いたのとかマンゴーとか
サービス品を手渡し始めた。

喋らないけど、お客さんの雰囲気の変化を受けて料理人も動きが変わる。

「arigatou-💓」

そう言って帰って行った。

「さっきの方、1か月前に長男さんが、彼らと夏休みが合わなかったので1人で来られて、それで彼ら家族が今日来られたそうですよ」

女将さんも大将もびっくり跳ね上がる。

会話って大切ですね。
水しか頼まないお客さんだから、あしらいも良くなかった。お店は忙しかったし、Google translateを活用する余裕もない感じだったから仕方ない。

「あぁ、やっぱり私の仕事はこうやって女将・主軸のサービスマンとして日本の食文化を世界に伝えに行く事なんだなぁ」と思いました。

お寿司は、海外で日本の人気2大金字塔のラーメンと横並びされているが、ラーメンとはまた違う。

食べるだけの物ではない。
店を文化をネタの説明、雰囲気も楽しんでこそのお寿司。だって、寿を司るって書くんだよ。
与えられた物を頬張ってもらってるだけじゃ江戸時代からこの世界の精神性も発展して今に至る文化的要素も表現できていないじゃない。それじゃ、寿司じゃないおにぎりだ。

私のやる事行く道は、この方向で間違いないな、と腑落ちする。今後の在り方が見る見る想像が膨らむ。

20歳の頃三つ星レストランのマダムに「貴女はマダムに向いているわ」と言われた事、ずっとやり残していて。

あれから世界中旅をして、世界の美味を食み、ソムリエを長くして酒を知り、人手不足のせいではあったのでシェフをしてきたけれど、おかげで色んな食材を調理して来たら、文化を語りながら会話のパフォーマンスで感動を生むサービスマンをして来た私にだけ与えられた新しい仕事の道が現れたのです。

やっぱりジョジョ見てるね
今夜、私をここに連れて来たのは
この世界観を感じさせてくれる為か…。
粋な計らい、ありがとう🐕💕













朝顔市の季節でした。