無事終了🍻✨

朗読劇ではない、ちゃんとした舞台を初めて踏みました。



多分、台詞を覚えてドドーンとやるのは、
小学4年生ぶり‼️

「あー、終わった!」と、一体何回言ったでしょう?(笑)

本当に無事に大したしくじりもせず終え、幸せです。

去年の7月にこの訓練校のシニア部に入所した際、まさか舞台に出るとは微塵も思っていませんでした。

入所の理由は、『アンチエイジング』
「何か人からの査定が日常にあれば、いつも若々しくいられる」という事で選びましたが、

あれやこれやと必須カリキュラムで学んでいるうちに夢も持ち始め、
若返るどころか、別人格にもなる機会も持ち、

自分の知らない自分に出会う機会を持たせて頂きました。

50歳直前で、
『大きく何かが出来ないと知り、克服をする』とか

『筋肉以外の自分の身体機能を高める練習を毎日する』とか

『使う日本語のイントネーションを指摘され続ける』とか

『長い台詞を記憶し、身体を動かしながら表情豊かに演じる』とか

『全く違う人格の人生を生きる』

という様な体験をこの1年間させて頂きました。

人間、やってみて出来ない事ってそんなにない様ですよ!上手いか下手は別にして…。

この1年の間にニコイチだった愛犬ジョジョが亡くなったり、仕事が忙し過ぎたり、他にも心乱れる様な事は、色々ありました。

しかし、発表会の日程は決まっていて、
キャストメンバーには私の私情は関係ありません。

勿論理解してくれる面もあるけれど、
居ない事で穴をあける
練習をしてこない
というのは御法度で

その役に一旦取り掛かったら、役の人生を生きるだけでなく成長し続けなければなりません。

どの仕事でも多分同じでしょうが
『面白い・興味深い結果』には、裏舞台や準備が必ずあり、長い仕込みが重要だったりします。

この世界に出会って、素晴らしいと感じたのは
目に見える道具や材料を使わず
『この身ひとつ』で、表現をする事。

姿勢を正せば、声も顔も変わり
意識を変えれば、表情も筋肉の位置も変わり
理解を変えれば、人は自由の幅が広がる

まだまだ、我々は自由で
望むスタイルに変化し
鳥の様に世界を飛び周れる。

誰かに押されてかき消されていた声も
鍛えれば美声で人に伝えられるようになる。

長年の仕事と癖で懲り固まっていた硬い身体も
なりたい自分を想像して
ルーティンとお手入れをすれば
色気あるしなやかに弾む身体にまだまだ進化する。

加齢と共に疲れやすく、 
力弱くなってきたと感じていても
偉大な生き方をする年長者を見つけだせば
突っ立っているのが恥ずかしくなり
動くしかないと、心に決めるだろう。

ときめく宝箱を開けてしまった私
煌めく宝石の様な個性の輝きを放つ人達に
心打たれて
私は変わろうと思いました。

世界は広く
人生は短く
自分は深く
毎日は楽しい

そんな事を以前の何十倍も知り
それを知る仲間が出来ました。

無色透明の空気に自分の色を放って
人の心を動かす。

役者は、傍観者の立ち位置でいると
趣味道楽に見えるかも知れない。

でも、人はいつからでも自分を俯瞰して
持っている能力を高め
持っていないものを持つ努力をすると
大きく変わる。
皆、生きている限り自分の人生の主役なんだと思う。

そんな事に気づかなければ、
人工で膨らまされる風船の様に
肉体が単純に膨らんで萎んでゆくのを自分で眺めている様な人生になるけれど、

少し興味で
輝きの心身のピークを何度も得る事を自分で操縦できる人生となる。

人は磨けば、必ず光る。

学校に来て教えてもらえて、とても嬉しい。

東京に来て、独身のままで居て良かった、と
思える最近。

居場所があり帰宅を迎えてくれる人がいる既婚者や可愛いい子供が居る人を羨んだりしていたけれど、

私は手ぶらだから、まだまだ新しい物がいっぱい手に入る。