イタリア行きまで、ラストスパートをかけてから、本当に忙しい毎日を過ごすようになりました。


西宮DA LUPO322の森ファミリーと1月にイタリア行きのチケットを購入してから、度重なるミーティングというか、長話と希望にみ満ち満ちた計画をたてています。

取り掛かりが早かったので、なんとか今形になっていますが、

途中、店のイベントや地震に関連する活動などもあり、

「イタリアほんまに行ってもいいんやろか?」と思いながらも、計画猛進。


すると、西天満BETTOLANTEの25歳の若きシェフ佐山君も一緒に行く事になりました。

ひとりで、運転するつもりだったパンダが、これで楽しくなりそうです。


地図を見るのが得意な私だけれど!色々考え事があると、地図なんか見てられませんから、助手席に誰かいてくれることは嬉しい限りです。


3月、私には何もないですが、悲しい事もものすごい喜びも分け合える人がいてくれるのは確かだなと思いました。


本当に、何度涙ぐんだかわからないこの一ヶ月でしたが、まっすぐ物事をみていると色々答えもまっすぐとんでくるものだなと思いました。


また、私の生活は思い返すと結局めっちゃ若い頃からワインを軸に進んできているけれど、

気持ちの良いワインの造り手や、美味なワインに出逢うのと同じように、

軸になっている反対の世界である私の実生活にまつわる身近な人々も気持ちの良い人ばかりに囲まれているようです。まるで、鏡に映し出したようです。


今日は実家に帰ってきました。


いとこに借りたミニクーパはミッションでエンジンも大きいのですごくパワフルでした。

考え事をしていたので、ハイウェイ、天理まで行ってしまって明日香に向かって懐かしい下道を走りました。


天理教の建物、山之辺の道、雷の丘(いかづちのおか)、天樫の丘、天智天皇・持統天皇陵、高松塚古墳・・・次々続く歴史の刻み。子供の頃は、なんとも思っていなかったふるさとの景色。

キトラ古墳に、城下町は雛人形を祭り、薬膳料理や薬の町の文字。


ジョジョを預けに実家に帰ったけれど、ふるさとというところはやっぱり私に英気を与えてくれた。


私が、イタリアワインを売る理由なんて、銘柄葡萄品種の良し悪しの話ではないと思う。

私が、イタリアワインを売っているのは、私が出会った人から世界を大きくすること、心を豊かにすること、その心動かす原動力がワインにあることを知っただけのことだと思う。


他の道具であった可能性もあったと思うけれど、コレがワインだったからこそ私の感情は豊かになったのだと思う。絶対そうだと思う。


若い子達が、寄ってきてくれると、ワインの世界が映し出す素晴らしい世界を教えたくなりついついお喋りになってしまう。


上沼恵美子のように・・・。


ここ、大阪だから。


どこへ行くのか、私・・・。