こんにちは。
前回の記事で書いた通り、私は2023年5月から、着床前診断へ向けて実際に動きはじめました
そして着床前診断先輩のブログやnoteを参考に、よく言われているO社、B社、G社と言われている会社にコンタクトを取ってみました。
最終的にはO社に決めたのですが、その理由は以下の2つです。
理由①:受精卵を凍結輸送しなくてよい
B社では、受精卵そのものを凍結して海外輸送→融解して(常温に溶かして)遺伝子検査→再凍結して日本に返送 という流れを案内されました。(G社とはお話しするところまで行ってないのでわかりません)
対してO社では、将来胎盤になる部分の細胞を5-8個採取し、そこの部分だけを検査へ回すことができます。
そのことによるメリット、デメリットは以下と説明を受けました。
メリット
・受精卵(胚)自体を融解→再凍結しなくてよいので、胚に対するダメージが抑えられる
例えばですが、お肉とかお魚も、一度買ってきて冷凍庫に入れて、解凍したらそのままお料理に使いますよね。それをもう一回凍らせて解凍して…って考えるだけでも胚にダメージがきそうじゃないですか。まあ、一般家庭の冷蔵庫とは性能もしくみも違うのでしょうが…
融解した後、うまく胚が育ち始めない場合もそれなりに多いみたいですし、できるだけ凍結の回数は減らしたいなと思いました。
デメリット
・検体採取による、胚へのダメージが避けられない
具体的な名称はぼかしますが、O社の着床前診断では、将来胎盤になる部分の細胞を少し切り取り検査に回します。それをすることで、若干ですが着床率が向上するという研究結果もあり、いわゆる「着床補助技術」の一つであると案内されました。(向上しないという研究結果もあります)
一方でやっぱり、自然では起こらないような操作を胚に対して行うことには変わりありません。
そもそも着床前診断をしないのなら、一部を切り取ったりする操作は不要になりますよね。
参考:
・一部の細胞から胚盤胞全体の状況を拡大推計することによる精度の低下
胚盤胞にまで育つと、胚は100個~数100個くらいの細胞数となります。
それらの染色体情報は全て同じか、というと、実は違うようなのです。(モザイク胚といいます)
参考:
![不安](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/597.png)