石丸伸二氏をみていると、その行動力や優秀さ、強靭にみえるメンタルもさることながら、その両親との仲の良さに興味を惹かれます。

 

 

良好な親子関係を築くのは簡単なようで難しく、夫婦よりも縁を断ち切ることが困難ですよね。

 

良かれと思う子どもへの対応が過干渉、強制的、甘やかし過ぎで子どもに毒親認定されたり。

 

石丸伸二氏が両親についてのインタビューから親子関係の一端が伺えます。ニコニコ

 

石丸氏は両親は典型的な田舎のおじさんとおばさんで、基本的にのんびりした夫婦と語っています。

 

父親は中卒で、バス会社を引退し米農家を営んでいる。

 

行儀の悪さや約束を破るなどの時には怒られ、場合によっては拳も飛んできたなどしつけの厳しい人。

 

さらに、中学2年時に父親から「進路どうする?」と聞かれ、石丸伸二さんは「高校に行かせてください」と言ったという。

 

そして、実家は裕福ではなかったので、バス会社に勤める父親の特権でバス通学ができる広島市内の公立高校、大学は医学部に行くのをあきらめて国立京都大学で経済学を学んだ。

 

大学まで通わせて貰ったので、ほんとありがたいと思っていると親への感謝も語っています。

 

両親は質素な暮らしをされていたと石丸伸二さんは述べています。

 

両親は2人とも自分達にはお金使わない人で、子供達に全部使う様にしていました。

 

親は自身の服を5年・10年同じものをずっと使っていました。

 

父親は革靴は一足しか持っておらず、スーツも礼服と普段切るものぐらいで、ネクタイも選ぶほどありませんでした。

 

母親は手作り弁当を届けてくれ、テレビ出演時にも、化粧をし身なりを整えようとは考えも及ばない人。

 

母親は、どこかで貰って来たカバンを10年・20年使い続け、ブランドを全く欲しがる人ではありませんでした。

 

石丸氏の心の中にある両親像がわかります。

 

誠実で堅実、やるべき躾には厳しく、石丸氏はそんな両親に感謝の気持ちを持っていることが伝わります。照れ照れ照れ

 

石丸氏が安芸高田市長をしていた時のX投稿を見てみます。

 

お父さんの育てたパセリとネギが入ったお母さんの弁当が温かいラブ

 

 

 

  

          

           

石丸氏は、東京都知事に立候補した事で、両親に対しもの凄い心労を掛けてるのでホント、申し訳なく思ってます。

とコメントされています。

 

都知事選が終わった2024年7月12日の『現代ビジネス』の取材に、父親はこう語っています。

 

●石丸伸二さんが政治家になったのは父親の影響なのか?

 

父:私は農家はしよるが、息子はしよらんけぇ。わしは政治のほうは疎いけん

 

父親から見た石丸伸二さんの人となりについては

 

父:ただわしの子じゃというだけ

 

●3人の子供中で石丸伸二さんは一番優秀だったのか?

 

父:うちは全員頭がいいんじゃけぇ

 

●優秀なのは父親の影響なのか?

 

父:女房なのかわしなのかわからん。機械で計ったわけじゃないし

 

※そして、東京都知事選の出馬報告はメールで「東京に行ってくるよ。」と言われたそうです。

 

 

●大健闘(都知事選の結果)だと思います。この結果を称える声は少なくありません。

 

父: 2位だろうが3位だろうが、選挙権がある人が入れて、初めてなんだから。多ければ1位になるし

 

●つまり、よく頑張ったと思っていらっしゃるわけですよね。

 

父:それは誰でもそう。

自分の子が悪いように言う人はおらん。

親いうものは、挑戦することはよしとする。

でも、あんたらみたいに、粗探しをする。

いいところを聞きたいと言いながら、出てきたものは違う

 

石丸氏の感情を排した論理的な物言いは、お父さんから受け継いだのかもしれませんね。

 

いくつになっても、子どもを温かく見守り安全基地になっていることが伝わります。

 

小児脳科学者の成田奈緒子氏はこう語っています。

 

子どもに大切なことは、5歳頃までに【生きるために必要な脳】を作り上げること。

 

この土台をしっかり作らないと、その後の学習の脳こころの脳社会性の脳が積みあがらない。

 

【生きるために必要な脳】とはからだの脳原始人の脳でもある。

 

・ドーパミン

(やる気を出す)

・ノンアドレナリン

(自律神経のもと)

・セロトニン

(睡眠や食欲のもと)

 

こういった神経をしっかり育てることが重要と語っています。

 

自分の力で朝目覚めて、夜になったら寝る。食べさせられるのではなくおなかが空いたら自分で食べる。

 

生きるために必要な力をつけることが大切で、そのためにはどうするか?

 

とにかく良く寝かす。

栄養をたっぷりとる。

良く身体を動かす。

 

これを徹底的に親がやるといいという。

 

とにかく寝る!

脳は寝て育つ!

 

そして親が笑顔になれる活動、ストレスがかからない生き方をすると良いと。

 

色々な教育論がありますが、成田奈緒子氏のこの理論に賛同します。

 

大人のメンタル疾患を患っている人も、これが出来ていない人が多いと思います。

 

眠れない。

食べれない(または異様な過食)

動けずに引きこもりたい。

 

良く寝て脳の疲労を回復し、栄養バランスの良いものが食べれるようになると元気に回復することが多いように思います。

 

身体が楽になると心も楽になる。

 

特別なことをするより、親が健全な考え方をして健全な生き方を子どもに示すのが良いのかな?

 

石丸伸二氏をみていると、そんな考えが浮かびました。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。