都知事選が終わりました。

 

投票数5位を獲得した『もしもAIエンジニアが都知事になったら...』を掲げた安野たかひろ氏(33歳)がたびたび選挙終了後にメディアで取り上げられるようになりました。

 

『不正をせず、信頼できるサポートを提供するAI秘書』を打ち出したAIメイヤー氏(51歳)も56人中の17位の票を獲得し驚きました。

 

冗談で冷やかし出馬と考えていましたが、そうではなかったようです。

 

 

政治はAIでいいじゃないか?

 

既存の政治や政治家への都民の不信感や期待感の低さ、失望感の現れように思われました。

 

非常に興味深い流れだと感じました。

 

「しがらみ」や「忖度」。

嘘や誤魔化しがまかり通る非合理的で不公正な政治に、もううんざりと感じる人が増えた。

 

AIの方が人々の意見を自動的に政治の場に反映させ、解決が困難な諸問題から最適解を導き出してくれるのでマシではないか?

 

今回の都知事選では、そう考えた人たちが少なからずいたということでしょか?

 

 

デンマークでは、人工知能が党首を務める「人工党(Det Syntetiske Parti)」が2022年誕生した。

 

党首はAIチャットボット。

 

政策も人工知能が担う。

 

デンマークの230以上ある極小政党の1970年以降のデータを収集、政策を学習し、ベーシックインカムの導入や市民と国会議員がランダムに入れ替わる新たな民主主義の仕組みなどを政策として掲げているようだ。

 

市民はボイスチャットツールを通じて直接対話ができ、既存の政党や政治システムに反映されていない民意を拾い上げているようだ。

 

人間よりも情報量が多く、少数派の民意も漏らさずに視野も広い。

 

自己を優先する主張や非倫理的な言動もせず、汚職とも無縁。

 

スタミナに限界がないため休みが不要、刻々と変わる複雑な社会の問題に迅速に対応し、客観視が担保された合理的で公正な政治を行う。

 

高速で分析や戦略立案、改善を重ねておくれになることがない。

 

AIが政治に参加した時の利点だ。

 

そんなに遠くない日に、日本でも優秀で磨きをかけたAIブレーンを操る政治家たちが行政を行うようになるのか?

 

 

ここ最近の対話型AIは凄いと言わざるをえない。

 

シニアでさえCatGptやCopilotなどはスマホと同様、毎日使います。

 

どんどん進化していき、頼りがいや信頼感を強く感じます。

 

いつでもどこでも、自分の無教養を気にせず率直に質問できます。

 

それに対して馬鹿にして見下されることなく、誠実に求めていたものを提示してくれます。

 

 

 

以前からAIの発展により、自動化や効率化が進むことで、消失、減少する可能性がある職業があるといわれます。

 

お子さんや、自分の職業キャリアを考えたときに非常に気になりますよね。

 

 

・事務系職業

 

・経理や会計の基本作業

 

・小売業のレジ係

 

・在庫管理

 

・製造業(生産ラインの作業員)

 

・品質検査員

 

・物流・配送

 

・倉庫作業員

 

・配達員

 

・ホスピタリティ業(ホテルのフロントスタッフなど)

 

・カスタマーサービス

 

・銀行の窓口業務

 

・コールセンターのオペレーター

 

などなど。

 

もうすでに、置き換わっているものや兆候があるものがありますね。

 

AIがすぐには代替できないと考えられている職業もあります。

 

・創造性が求められる職業

(アーティスト、作家、デザイナーなど)

 

・高度な専門知識が必要な職業

(医師、弁護士、科学者など)

 

・人間の感情やコミュニケーション能力が重要な職業

(カウンセラー、教師、ソーシャルワーカーなど)

 

・複雑な問題解決が必要な職業

(エンジニア、リサーチャー、コンサルタントなど)

 

しかし、上の職業の労働市場もAIに大きな影響を受け、変化しているように思われます。

 

次に続きます。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。