5日ほど岡山と広島を旅していました。
メインは岡山市の大学で開催された、河合俊雄先生が講師をなった箱庭療法の事例研究会の出席です。
河合俊雄先生は、あの河合隼雄先生のご子息
京都大学名誉教授で日本ユング派分協会副会長。
極近くでお話が聞けてラッキー
香川大学医学部から准教授と倉敷中央病院から心理士の2名が、それぞれが受け持ったケースを発表し、それに対して出席している臨床心理士たちが意見をぶつけるというものです。
私のような個人でカウンセリングをやってみたいと考えている心理士には、こういった場で学ぶことが必要です。
今回感じたことは、臨床心理士の先生方、本当に真面目!
発表者も質問者もそれぞれが、人を傷つけないように当たり障りのない丁寧な言葉を選んでいる。
間が空きそうになると申し訳けないという気持ちからか、どなたかが手をあげて発言する。
イライラするくらい善良で良い人たち(笑)
クライエントの方たちも、臨床心理士に対して、こういった印象をもつのだろうなと感じました。
臨床心理士になるには、大学院に行き現場で臨床実習を経て、ようやく試験を受ける資格が得られます。
5年ごとの資格更新のためには、研修ポイントをためなければなりません。
検査を実施するために研修会に出たり、高い専門書を購入して学習する。
定期的に高い講習会を受講する。
スーパーバイザーと呼ばれる、自分より経験豊かな臨床心理士へ高い費用を支払いアドバイスを受ける。
臨床心理士は、こんなに勤勉で慎重に仕事を続けています。
馬鹿ばかし~
心理学に足を突っ込むと、自然な流れでこのコースに乗ります。
心理学は面白いですからね。
お金をもらい、人の心に対峙する仕事は怖いことです。
人に影響を与える仕事は大きな責任を伴います。
学ぶほどに、痛いほど自覚することになります。
カウンセリングも長くやっていると、慣れてマンネリ化し、それに気付きにくくなるかもしれません。
それもまた怖いことですよね。
自分の行動や言動が他人の人生に影響を与えるというのは、プレッシャーを感じることもあります。
しかし、その一方で、そういった仕事は大きなやりがいもあり、人々の生活を良くする手助けができるという喜びもあります。
仕事に対して怖さを感じるのが自然なことで、その気持ちがなくなったら危険かもしれません。
自分の力を信じて、少しづつ前に進んでいこうと思います。
今回の研修会、箱庭療法を広げる可能性のヒントが満載で、岡山まで来たかいがありました。
私の中でアレンジの幅がどんどん広がりワクワクしました。
学んだら実践!還元!!
仕切り直して、自分のセッションに加える工夫を思案中!
お客さんに喜んで満足してもらえるオリジナルな箱庭ワーク目指します!
もちろん、子どもだけでなく大人にも箱庭療法は意義があります。
被験者としても私は、箱庭療法が大好きです。
自分が作成した箱庭から、時間が経った後に、
大きな気づきが沸いてくる不思議な体験を何度かしました。
あなたにも箱庭体験していただきたいですね。
もう少しお待ちください。
シニアひとり旅行記は、またの機会に!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。