街中や電車の中で、マスク着用をしていない人が増えたなと感じます。

 

新型コロナの5類への移行および、マスク着用の自由化という世の中になり、若い人のノーマスクが目立ち、

これから夏に向かうにつれ、益々マスクを着用しない人が増えると予想させます。

 

私の場合、外出時のマスクはまだまだ手放せません。

 

理由は、感染症予防というよりは顔全体を見られることに抵抗を感じるからです。

 

コロナが始まりマスク着用が義務化され、さらに退職してから化粧をしなくなりました。

 

マスクを外す可能性がある外出時には、目元と眉毛を中心に化粧をしますが、鏡に映る自分の老けっぷりに笑ってしまいます。

 

ある一定の年齢になると、同じ年齢でも、見た目が老け込んでいる人と若々しい人の差が激しくなると思いませんか?

 

 

 

50代からでしょうか?いや、30代から始まるかもしれません。

いやいやもっと以前から?

 

しかも、その差は、年齢を重ねるにしたがって、その後、ますます開いてくように感じます。

 

見た目が若い人は、内臓も若く健康である傾向にあるという考えがあります。

 

見た目が若い人の中には、健康的な食生活を送り、定期的に運動をしたり、ストレス管理をうまく行っているなどの健康維持のための行動を取っている場合が多いといわれます。

 

これらの健康的な習慣は、内臓の機能を支え、老化プロセスを遅らせる効果があると考えられています。

 

そもそも見た目の若さを保とうとする人は、健康にも気を使っているということでしょうか。

 

 

高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている和田秀樹氏によると

「見た目格差」は年を取るほど開いていく。60代も半ば過ぎになると、「見た目年齢」の個人差が、一気に広がると語ります。

 

 「見た目年齢」が老け込んでしまった60代の患者さんと話すとき、感じることは、「タンパク質が足りてないな」という感想だそうです。

 

 体全体がしぼんだように見えたり、皮膚にしわが浮かび上がっていたりするような60代は、話をしてみると、

和食を好んで食べ、消化が良く、体にもやさしそうですが全体的にタンパク質が足りず、「見た目年齢」を一気に上げているともいう。

 

コレステロール値も血糖値も低いままに抑えられますし、塩分さえ注意すれば、血圧が極端に上がることもありません。

 

しかし、65歳を過ぎたら、むやみに健康になろうとしてはいけないともいいます。

 

「健康数値」にこだわりすぎると、「見た目年齢」や「心理年齢」が上がることは珍しいことではなく、

「健康数値がいいなら、見た目だって若いはずだ」と考える人が多いようですが、大きな誤解だそうです。

 

 和田氏がいままでに接してきた「見た目年齢」が若い人のほとんどが、血圧もコレステロール値が、検診で定められている基準の数値よりは高めの人が多く、逆にうつ気分の続いている人のほうが、「健康数値」は正常だったりするといいます。

 

妙にシワが多かったり、体がしぼんでいるように見えたりする人は、実は肉や魚といったたんぱく質を摂らず、玄米や野菜の味噌汁、蕎麦やうどん、鍋ものといったあっさりした食事ばかりを食べている傾向があります。

 

たんぱく質は、筋肉や血管などを丈夫にするためには必須の栄養素であり、たんぱく質の有効性は、健康のみならず美容に関しても同様です。

 

中高年の体でたんぱく質が足りなくなると、自身の体に蓄えられた筋肉を分解し、エネルギーに変えていくので、どんどん筋肉が減っていってしまいます。

 

途中で、筋肉を回復するために若い人と同じ量のたんぱく質を摂取しても、年を重ねると、たんぱく質が筋肉に合成されるまで、時間がかかってしまいます。

 

たんぱく質を摂る量が減れば、いろんな方面でたんぱく質不足で肌や筋肉の衰えが起こり、見た目がシワシワに縮んでしまうといいます。

 

和田氏はまた、美容医学のメリットを語っています。

 

最近の美容医学や抗老化医学の発展には、目をみはるものがあります。

 

薄毛治療ならば、市販の育毛剤やサプリメントを買うよりは、病院で処方されるAGA治療薬を飲むほうが、かなりの発毛効果が期待できます。

 

自費治療なので高額だと感じるかもしれませんが、毎月数千円で薬を手に入れることができます。

 

市販の育毛剤よりは高いかもしれませんが、効果は歴然です。

 

肌も同じで、シワ取りクリームを買うよりは、美容皮膚科のクリニックに行って、適切な薬や治療法を処方してもらうほうが効果はあります。

 

美容皮膚科もお金はかかりますが、少なくとも医学的に認められている効果があり、どうせ高いお金を払うのであれば、育毛剤やシワ取りクリームのような効果がはっきりしない(効く人もいますが)ものを買うのではなく、効果が認められている施術にお金を払ってほしいと和田氏は語っています。

 

見た目の若さを維持するために定期的にボツリヌス注射を打っている和田氏は、肌に張りが出てシワがなくなり、一気に若々しい印象になると続けていいます。

 

映像や画面で見る和田氏は、確かに若々しく見えます。

美しくカッコいいかは別として、和田氏は精力的に仕事をこなしメディアに登場しています。

 

 

タンパク質摂取、美容医学の利用で若さを保つことの効果に納得します。

 

ふと街中のウィンドウに映る自分に気づいたときや、鏡を見るたびに老け込んでいる自分に気持ちが落ちます。

 

しかし、やり過ぎて浮いている人をみると痛々しく惨めな感情が沸いてきます。

 

しわしわ、よぼよぼな姿は不健康で不幸せな印象がにじみ出て、まわりに心配や憐憫さを与えかねません。

 

自分の若かった頃の可愛さや美しさにしがみつくのではなく、年齢を考慮したナチュラルな若さを保つ努力はしたいと考えます。

 

少しでも若さを保ちたいという気持ちを持つことや、美容医学を利用するためにお金を稼ごうという気持ちこそが若さを保つ秘訣かもしれません。

 

シニアになると、人からどう見られているかあまり気にしなくなります。

 

私も、ジャージやパジャマの上にジャケットを羽織り近くのコンビニへ買い物に行く始末です。

 

配偶者や異性、子どもや孫のために若々しくありたいという気持ちはどんどんなくなっていくように感じます。

 

若さを保つことが大切なのは、自分自身のためです。

 

自分がいつもご機嫌な気持ちでいるためには、お洒落や若々しくいる努力をすることが役立ちます。

 

こうした努力は、自尊心や自己肯定感を高め、心理的な幸福感にも寄与します。

 

年を重ねると共に自分の外見や健康に自信を持つことが難しくなることもあるため、ファッションや美容に気を使うことで、自分自身を大切に扱う感覚を保つのに役立つと思われます。

 

お洒落をすることで外に出てみようという気持ちになり、活動的な行動は社会的な交流を促す効果もあります。

 

人との繋がりは精神的健康に非常に重要であり、社会的な活動に参加することで孤独感を減らし、生活に活力をもたらすことができます。

 

自分が若々しいと感じることは、自信や自己肯定感を高め、一般的な幸福感を向上させます。

 

自己効力感が高まると、ストレスや不安を感じることが少なくなります。

 

若々しい気持ちでいることは、日常のプレッシャーに対処する際に、よりリラックスして対応できるようになることも意味し、日々の困難にも対処しやすくなります。

 

研究によると、自分を若々しく感じる人は、そう感じない人に比べて長生きする傾向があるようです。

 

これは、活動的なライフスタイル、健康的な習慣、そして良好な精神状態が長寿に寄与するからです。

 

自分が若々しいと感じることは、単に肉体的な健康だけでなく、精神的、社会的健康にも深く関連しており、充実した生活を送るための重要な要素となるといえそうです。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

良い一日をお過ごしください。