歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部通信教育課程を卒業し、学士(法学)の学位が授与されたとニュースにでていました。

 

最近は有名人のリカレント教育(学び直し教育)が盛んですね。

スポーツ選手や芸能人は、やる抜く根性が半端ないように思われます。

 

「リカレント教育」は、「再教育」とも呼ばれます。

 

個人が新しいスキルや知識を習得するために、その人の生涯を通じて繰り返し行う教育プロセスを指します。

 

従来の教育システムでは、基本的に若い時期に学び、それが一生涯にわたって役立つとされてきましたが、現代社会では技術や産業の進化が速いため、一度の教育だけでは対応しきれないことが増えています。

 

また、年を重ねるごとに自己成長やキャリア、興味の対象が変化していきます。

 

若いころに諸事情で叶わなかった学びを何歳からでもやり直すことは可能です。

 

オンライン教育や遠隔学習などのテクノロジーを活用することで、個人が自分のペースで学び直すことができる環境が整備されています。

 

内館牧子氏の「養老院より大学院」という本がありますが、無謀と思われる挑戦をシニアがしてもいいのです。

 

かくいう私も、フルタイムで働きながらアラカンで通信制大学院を卒業し、修士の資格を取得しています。

 

仕事を退職したら、超難関な学校で心理学の博士の学位を取ってみたい💛

 

色々な海外の国へ留学して、何かスキルを身に着けたい💛

 

私は、いまだにノー天気なことばかり考えている、お気楽なシニアです。

 

20代後半から30代: 多くの人にとって、20代後半から30代にかけては学習能力がピークに達するとされます。

 

一般的には、40代以降学習能力が低下し始め、60代以降になると学習能力が低下が見られるといわれます。

 

認知機能の低下や記憶力の衰えが顕著になり、新しい情報の吸収や処理に時間がかかるようになるといわれています。

 

わたしは、アラカンが人生の中で最も勉強した時期です。

 

身体が健康であれば、シニアの学習能力は、若者に負けていないように思われます。

 

むしろ、勝る点もあります。

 

以下はその例です(chatgptより)。

 

① 経験と洞察力:

 

高齢者は、長年にわたる生活経験や職務経験に基づいて、深い洞察力を持っています。

これにより、彼らは問題を解決する際に独自の視点や創造的なアプローチを持つことができます。

経験に基づく学習は、新しい情報をより意味深く理解し、実践的な知識に変換することができます。

 

②集中力と忍耐力:

 

高齢者は、一般的に集中力や忍耐力が若者よりも高い傾向があります。

彼らは時間をかけて深く学び、複雑な概念やスキルを習得することに対する耐性があります。

これにより、長期的な学習目標に取り組む際に優位性を示すことができます。

 

③情報処理のゆとり:

 

高齢者は、情報を処理する際にゆとりを持つことができます。

若者が情報を素早く処理する一方で、高齢者は情報をゆっくりと処理し、その内容をより深く理解することができます。

このような深い理解は、持続的な学習や問題解決において重要です。

 

④自己認識と目標設定

 

高齢者は、自分自身の能力や興味についてより明確な自己認識を持っています。

これにより、自分に適した学習目標を設定し、それに向かって努力することができます。

彼らの学習は、より目的志向性が高く、効果的なものとなる可能性があります。

 

これらの点は、シニアが若者に勝る学習能力の一例です。

 

経験や洞察力、集中力、忍耐力、情報処理のゆとり、自己認識と目標設定などは、シニアが学習のプロセスで優れた成果を上げる上で重要な要素となります。

 

これまで日本人のライフステージは、

「教育」→「仕事」→「引退」の3つで、

各段階が時の流れとともにまっすぐつながる“単線型”といわれるものでした。

 

しかし現在は、人生100年時代や少子高齢化の時代といわれ、生涯現役で暮らすライフスタイルへの変化が求められるようになりました。

 

その結果、”単線型”と言われていたライフステージは、

「教育」「会社勤め」「学び直し」「組織に雇われないは働き方」

といった多様な段階を何度も繰り返した後、ようやく「引退」に至る流れに変化していったのです。

 

何歳になっても学び直し、新たな段階にチャレンジできる社会の実現が求められており、リカレント教育が注目されるようになりました。

 

 

リカレント教育は若い人にも重要です。

 

ビッグデータの活用促進、人工知能といった技術革新が進み、2030年ごろに「第4次産業革命」が起こると言われています。

 

第四次産業革命とは、「人工知能(AI)」「ロボット工学」「ナノテクノロジー」「バイオテクノロジー」「量子コンピューター」などの技術が急速に進歩し、社会・経済の構造が大きく変革する時代のことです。

 

第4次産業革命後は、すべての業界がデジタル化の傘の下に入ると言われます。

 

変化に対応するための新たな知識やスキルの習得が必要となり、リカレント教育に注目が集まっています。

 

シニアの学びは、人生100年時代において生涯働き続けられることを目指して、仕事やキャリアで役立つ知識やスキルを習得するためだけでなく、充実した人生を送るためにも学ぶ人たちも増えています。

 

仕事に限らず、趣味やスポーツボランティア活動、文化活動など、人生を豊かにするために学習に励むのです。

 

シンプルに興味のあること、好きなことを学べることは楽しく心を満たします。

 

とても贅沢なことと言えるかもしれません。

 

最期までお読みいただき、ありがとうございました。